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○医薬品の新規薬価収載について 総-5-4 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
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2. 本剤の特徴、作用機序
デュピルマブ(遺伝子組換え)
(以下、
「本剤」)は、Regeneron Pharmaceuticals, Inc.が創製した、Interleukin
(IL)-4 受容体及び IL-13 受容体を構成している IL-4 受容体アルファ(IL-4Rα)サブユニットに結合し、
リガンドである IL-4 及び IL-13 を介したシグナル伝達を阻害する遺伝子組換えヒト IgG4 モノクローナル
抗体である。
IL-4 及び IL-13 を介したシグナル伝達経路は、2 型炎症反応(2 型ヘルパーT〔Th2〕反応を含む)及び
Th2 細胞の活性化等に寄与し、アトピー性皮膚炎及び他の関連するアトピー性/アレルギー性疾患の病
態に重要な役割を果たすと考えられている(アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2021(公益社団法人日
本皮膚科学会/一般社団法人日本アレルギー学会 編)
)。また、Th2 細胞が産生するサイトカインは正常
表皮分化過程を障害し、表皮最終分化タンパク質の発現を阻害することから、アトピー性皮膚炎では皮
膚バリア欠損を引き起こしたり、増大させたりすると考えられている。以上より、本剤は、IL-4 及び IL13 のシグナル伝達を阻害することにより、アトピー性皮膚炎に対して治療効果を示すことが期待される。

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