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薬-1参考○令和6年度薬価改定について (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00075.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第211回 10/18)《厚生労働省》
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医薬品流通に関する課題
論 点
今回示した医薬品流通の課題に関して、どのように考えるか。調整幅の在り方が継続検討事項とされ、過度な薬価差の偏在に関する課
題も指摘されているが、流改懇において流通に係るこれらの課題について検討が行われることから、これらの関係会議での議論や薬価
差の実態に関するデータ等も踏まえつつ、検討を進めることとしてはどうか。
これまでの主な意見
• 今後の医薬品産業構造の在り方にも関わる話であるため、まずは関係会議において先に議論すべき。

• 調整幅は薬剤流通の安定のためのものだが、薬価改定の影響を緩和する仕組みとしても重要な役割を担っている。調整幅が2%に設
定された当時と比べ、流通コストや管理コストが増加しているほか、毎年の薬価改定や供給問題等の影響もあり、調整幅は一層重要
となっている。流通体系の崩壊を招く可能性があるため、現時点では調整幅を見直すべきではなく、サプライチェーンの状況等を把
握しつつ、流通全体の課題も含め慎重に議論すべき。
• 薬価差の実態については、関係会議でも指摘されているとおり、より詳細なデータが必要。
• 進め方に異論はないが、調整幅が一律2%に固定されていることは疑問。また、市場実勢価格を反映するという観点で、乖離率だけ
ではなく乖離額も考慮すべき。
• 調整幅については、後発品業界の産業構造等の根本的な課題への対応について整理したうえで議論すべき。
【関係業界の主な意見】
• 調整幅は、すべての流通当事者にとって重要な役割を果たしており、調整幅の引下げは医薬品の継続的な安定供給にとって重大なリ
スクとなっている。

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