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薬費-2参考1○高額医薬品(認知症薬)に対する対応について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000211220_00017.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会・薬価専門部会 合同部会(第1回 10/4)《厚生労働省》
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比較対照技術の設定の見直しに係る論点
現状・課題

(比較対照技術の設定に係る考え方)
〇 現在のガイドライン上は、以下のように記載されているが、1つの技術を設定するのが困難な場合がある。
➢ 臨床的に幅広く使用されており、評価対象技術によって代替されると想定されるもののうち、治療効果がより高いものを一つ
選定することが原則的な考え方
➢ 一意に決めることが難しい場合は、無作為化比較試験(Randomized controlled trial: RCT)等における比較対照技術、価格
算定上の類似技術、費用対効果の程度等も考慮して最も妥当と考えられる比較対照技術を両者の協議により選定する。
(費用対効果の良くない技術が比較対照技術として設定された場合の取扱いについて)
〇 費用対効果の良くない比較対照技術が設定された場合、評価結果の解釈が難しいとの指摘がある。
〇 費用対効果評価の迅速に行うことが重要との意見がある。
〇 比較対照技術の費用対効果に課題があると考えられた場合に、感度分析として、積極的な治療を行わずに症状緩和のみを行う治療
(Best supportive care, BSC)を比較対照技術に設定して分析した事例がある。
論点

(比較対照技術の設定に係る考え方)
〇 比較対照技術の設定について、以下の考え方が明確となるよう、ガイドラインにおける記載を検討してはどうか。
① 臨床的に幅広く用いられており※、評価対象技術によって代替されると想定されるものを選定する
② ①が複数ある場合には、治療効果がより高いものを1つ選定する
③ ①、②により一意に決めることが難しい場合は、無作為化比較試験(Randomized controlled trial: RCT)等における比較対照
技術、価格算定上の類似技術、費用対効果の程度等を考慮して最も妥当なものを選定する。
※ シェアで一律に決めるものではなく、臨床的に標準的な治療として用いられているもの
(費用対効果の良くない比較対照技術が設定された場合の取扱いについて)
〇 一律に、BSCを比較対照技術に設定した場合も含めて費用対効果評価を行うことは、新たな手順が生じ得ることから、手順の迅速
化が求められる現状においては、慎重に考えることとしてはどうか。

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