よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料6 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和5年度) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35798.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第31回 10/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

もしいらっしゃってもそんなに不自然ではなくて、やはりそういう現場の意識、専門家の意識が原
告さんの中での議論・意見は分かれたり、それが間違っている、正しいという論争になってしまう
のではないかと思っているのです。
だから、この教材をつくっていただくに際して、歯科の先生方の現場の問題意識を裸で聞くと、う
ちでは問診で感染を聞いてもちゃんと答えてくれない患者がいて困っている。こういう意見も、はっ
きり言って生の意見では当然出てくるのです。ただ、そういう歯科の先生方の、要は、私たちはそ
れは克服されるべき考え方ではないのだろうか。要は、全ての血液・唾液というのはどの患者のも
のでも等しく危険であるという前提において、一律に無差別で取り替えたり交換・滅菌をするという
ことこそが標準方策である。それを 100%に早くたどり着いてほしい。私たち、何年もこういう協議
をさせていただいていますが、なかなか遅々として進まないというか、本当にすぐ 100%になって
ほしいけれども、なかなか進まない中で、やはりせっかく教材をつくっていただく時には、現場の歯
科の先生の古い考え方をしっかり改めていただくように、無差別の感染予防策。だとすると、今ま
で問診で、裸で感染の有無だけ聞いていたのは何だったのだろう。こういうふうに気づきが得られ
るような、そういう教材の開発をぜひしていただきたいなと思います。
以上です。
○奥泉氏
では、大臣、いかがでしょうか。
○厚生労働大臣
まず、1点目ですが、まさに、今、eラーニング教材の開発を進めておりますから、その中身をど
うするかということに関して、皆様方からも御意見を聞きながら、では、具体的にどうするかについ
ては、今、具体に開発をしていますので、その中で事務的に検討させていただき、あるいは調整さ
せていただければという趣旨であります。
それから、2点目のところはかなり、私もどこまで正確に答えられるか、非常に疑問があります。
というのは、一つは、歯科の現場だけではなくて、一般的に、本人が気づかず感染しているケース
もあって、それを想定して、まずは基本的には対処するということ。それはおっしゃるとおりだと思
っております。そういったものがこの標準予防策でもあります。
実際、今回、コロナ禍においても、これは歯科医療の現場では基本的にクラスターというものが
具体的に出たということは指摘をされていないぐらい、かなり現場ではよくやっていて、そこの当時
はやっていただいたと思っておりますし、かなりそれについては歯科の先生方はそれぞれ真剣に
やっていただいているのではないかなと。
60%という数字自体が、我々が持っている数字ではないので、そこのところは分かりませんが、
ただ、いずれにしても、全ての歯科医において、そうした標準予防策を、知るだけではなくて、実施
をしてもらうということが、そこで受診をされる方々、あるいは先生方、働く方々にとっても大事なこ
とだという認識の下でしっかりと進めていきたいと思っております。
13