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【資料2】第3回検討会における腎疾患対策に関する主なご意見 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35304.html
出典情報 腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会(第4回 9/28)《厚生労働省》
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腎疾患対策に係る課題及び今後の対策に向けた論点

第3回腎疾患対策及び糖尿病対策の
推進に関する検討会

資料3

令和5年8月2日

これまでの取組状況等を踏まえた腎疾患対策に係る課題及び今後の対策に向けた論点を以下に示す。
取組状況等を踏まえた課題
【対策の進捗管理について】
⚫ 腎疾患対策について、「普及啓発の実施状況」や、「CKD診療連携体制の整備」等、一定の進捗管理が可能な項目がある一方で、
「各種ガイドライン等で推奨される診療の実施率」や、「腎臓病療養指導士等と、関連する療養指導士等間の連携事例数」等、現時
点では評価困難な項目があった。
⚫ 新規透析導入患者数については、平成30年から令和3年の予測透析導入患者数と患者調査を基にした実際の新規透析導入患者数を比
較すると、実際の新規透析導入患者数は予測透析導入患者数を下回っており、年齢階級別新規透析導入率は、高齢男性(80歳代~)
では増加しているものの、男女ともに若い世代(~70歳代)で減少し、新規透析導入患者の平均年齢は年々、高くなる傾向がみられ
た。高齢化の影響を受けることを踏まえ、予測透析導入患者数との比較や、性・年齢階級を踏まえた評価の必要性が示唆された。
【個別の対策について】
⚫ 勤労世代(20~50歳代)を中心に、更に慢性腎臓病(CKD)に対する認知度を高めるとともに、健診受診後の医療機関への受診勧奨
についても普及啓発が必要である。
⚫ かかりつけ医と専門医との連携について、CKDステージが進行してからの紹介が多いこと、腎臓専門医の対応についての課題意識等
を踏まえ、より適切な連携を進める必要がある。

⚫ CKD患者に対し、多職種がチームで適切な療養支援を行うためには、腎臓病療養指導士の更なる育成と、多職種による療養指導の標
準化されたツールの普及等が必要である。特に、腎臓病療養指導士については、腎臓専門医数が少ないエリアにおいても育成・配置
を進める必要がある。
論点
⚫ 対策の進捗管理について、現時点では評価困難な事項や、評価が不十分な事項については、その評価手法について、引き続き検討を
進めることとしてはどうか。
⚫ 個別の対策に関して、今後追加的に実施すべき取組についてどのように考えるか。

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