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医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00013.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和5年度第1回 7/20)《厚生労働省》
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令和5年7月20日
令和5年度第1回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会

資料 3-1ー1
感染症定期報告感染症別文献一覧表(医療機器2022/10/1~2023/3/31)
ID

感染症(PT)

出典

概要

New Mexico州(米国)は、「豚インフルエンザ」の症例(2022年の米国で10例
目)を報告した。New Mexico州保健局は、10月中旬に新型インフルエンザA
型ウイルスによるヒトの感染を報告した。患者は、インフルエンザA(H3N2)
変異型(A(H3N2)v)ウイルスに感染していた。その患者は、18歳未満で、病
気から回復している。地元の公衆衛生当局の調査により、この患者は、発症
前にブタに接触したことが判明した。この患者に関連するA(H3N2)vウイル
Outbreak NewsToday.
スのヒトからヒトへの感染は確認されていない。調査は継続中である。2022
http://outbreaknewsto
年に米国で報告された変異型新型インフルエンザAウイルスによるヒト感染
H1N1インフルエ day.com/new-mexico1
は、5例のH3N2vウイルス(Michigan州、New Mexico州、West Virginia州 (3
ンザ
reports-swine-flu例))、H1N2vウイルス5例(Georgia州、Michigan州、Ohio州、Oregon州、
case-10th-case-inWisconsin州)合計10人であった。通常ブタで循環している(ヒトでは循環して
the-us-in-2022/
いない)インフルエンザウイルスが、ヒトから検出された場合、それは「変異
型」インフルエンザウイルスと呼ばれる。変異型インフルエンザウイルスによ
るヒトへの感染のほとんどは、ブタに接触された後に起こるが、ヒトからヒトへ
の感染も起こる。ほとんどの場合、変異型インフルエンザウイルスは、ヒトか
らヒトへ容易かつ持続的に伝播する能力を示していないことに留意すること
が重要である。

2

H1N1インフルエ ProMED-mail
ンザ
20221210.8707167

台湾で2例目の新型インフルエンザH1N2vの感染が7歳の女児で確認された
と、疾病管理センター(CDC)局次長のChuang Jen-hsiang氏が、2022年12
月6日発表した。CDCは、2022年12月5日夕方にニュースリリースを出し、
2022年10月にA型インフルエンザウイルスに感染した女児についての報告を
受けたが、病院ではその変異型を特定することができなかったと述べた。
CDCは、サンプルのゲノム解読を行い、H1N2vと断定したと発表し、台湾で
発見された2例目の症例となった。H1N2vは、ブタインフルエンザA型ウイル
スの低病原性亜型であり、時折ヒトにも感染し、そのほとんどは軽い症状で
ある。2021年4月に台湾中部で5歳の女児が1例目として報告された。2011年
以降、世界中で少なくとも45例のH1N2vのヒトへの感染が報告されており、そ
の大半は、ブタや汚染された環境に直接さらされたものである、と彼は述べ
ている。Chuang氏は、台湾で2例目となる患者の近親者6人が検査を受けた
が、いずれもウイルス及びそれに対する抗体は陰性だったと述べ、専門家と
の協議の結果、CDCは海外で報告されたケースと同様、散発的なケースで
あると考えている。彼はH1N2vのヒトからヒトへの感染は確認されていないと
し、農業評議会が、少女の住む近くの農場でブタを検査したが、ウイルスは
検出されなかったと述べた。

Streptococcus equi subspecies zooepidemicus (SEZ)は、多くの動物及びヒ
トの疾患に関連する人獣共通病原体である。SEZシーケンスタイプ(ST)194
株は、中国、米国、及びカナダにおける流行に関連しており、ブタの高い死
亡率を引き起こす。しかし、このSTによるヒトへの感染は報告されていない。
本研究では、2005年から2020年の間にタイでヒト患者から得た18のSEZ株の
レトロスペクティブ分析を実施した。タイ全土のヒト患者において、同一のパ
ルソタイプを持つST194のクローン性の伝播が明らかになった。臨床症状は
Transbound Emerg Dis. 主に敗血症(61.1%)であり、72.2%では豚肉製品の生食歴があった。死亡
β溶血性レンサ
3
(2021)doi:10.1111/tbed. 例は6例(33.3%)であった。ブタのアウトブレイクSEZ-ATCC35246(ST194)
球菌感染
14331
株で見つかった4つの病原性遺伝子島のいくつかの代表的な遺伝子が、こ
れらのSEZ株で検出された。この研究における3つの代表的なSEZの全ゲノ
ムシーケンス解析では、後天性抗菌薬耐性遺伝子はなく、同じ毒性因子が
含まれていることが明らかになった。一塩基多型系統樹は、現在の株がブタ
ST194菌株と共にクラスター化されていることを示した。この結果は、特に家
畜やコンパニオンアニマルと直接的又は間接的に接触する可能性がある人
や、SEZ感染の危険因子として生肉製品を消費した人にとって、公衆衛生上
の懸念となる可能性がある。

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