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薬-5○関係業界からの意見聴取について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00065.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第203回 7/5)《厚生労働省》
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補論 : 調整幅
• 薬剤流通安定のための調整幅は、医薬品卸のみならず全ての流通当事者にとって重要な役割を果たし
ており、調整幅の引下げは医薬品の継続的な安定供給にとって重大なリスクとなる。
(調整幅は薬価下落のスピードを緩和するなど、多面的な”調整弁”として機能している。)
• 総価取引の是正などの流通改善の道筋や、抜本的な薬価制度改革の全体像が描けていない状況におい
ては、薬剤流通安定のための調整幅について議論することは適当でない。
薬価



市場実勢価格
公定価格を上限とした
実勢価格では
薬価は引き下がるのみ



調整幅
医薬品卸の視点で考える調整幅の意義

薬価の
最適化

異なる取引条件により生じる納入価のバラツキを是正する。
例) 都市部・離島・過疎地などの配送コストの地域差
薬価改定による薬価下落のスピードを緩和する。

負担の
緩衝材

需給調整・緊急配送・頻回配送・メーカー自主回収に対応する。
例) ジェネリック医薬品需給調整にかかる人件費や配送費増
自然災害やパンデミックなどの不測の事態に備える。
例) 施設の耐震化/免震化、業務システム冗長化への投資
その他 :
・中間年改定に伴う追加交渉や薬価調査に費やす人件費増
・在庫品の損耗廃棄

令和4年9月29日 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会での意見陳述資料より引用

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