よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1   令和4年度第3回医師臨床研修部会(令和5年3月27日開催)における主な意見[264KB] (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33764.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第1回 6/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

○生活者としての患者をどうみるかという方向に医学教育もシフトしているため、外来患者
の状況は重要な観点である。
○外来患者が増えているからといって入院患者が減少しているとは限らない。このため、単
純に入院患者数の基準を切り下げてよいということにはならないのではないか。
○「3,000 人」には根拠がないため、後付けで細かいことを設定してもあまり意味がない。つ
いては、事務局が基準案を提案し、それを踏まえて議論するしかないのではないか。
○「臨床研修の到達目標、方略及び評価」の次回見直しに向けた調査研究においては、現
行の「経験すべき症候」及び「経験すべき疾病・病態」についても評価してほしい。
この症候、疾病・病態を、研修医はどの診療セッティングで経験しているのかについて
の実態を分析することで、必要な患者層について具体的な議論ができるのではないか。

(基幹型病院の指定の基準(受け入れる研修医の数))
○この基準によれば、年間の入院患者数が 3,000 人の病院が、研修医を 30 人まで受け入
れることが可能となるが、これはおかしいのではないか。
○各病院の受入可能人数は、実際には、この基準ではなく、都道府県が各病院に配分す
る募集定員の数で決まってくるため、この基準は重要ではないと思われる。

(第三者評価の在り方について)
○第三者機関による評価の項目としてどのような内容が必要なのか、どのような方
法で評価するのかを吟味することが必要。
○第三者評価を受審していることについて、分かりやすく一般に提示することが必
要。
○JCEP の訪問調査には病院の執行部も対応するため、自院の臨床研修について執行
部が把握する機会にもなっている。
○第三者評価は、臨床研修の質の担保の観点から重要とは思うが、病院に対する評
価の取組が増えていくと、現在の大学病院の人的リソースで対応するのは困難で
はないか。
○現在は、評価団体が JCEP(Japan Council for Evaluation of Postgraduate
Clinical Training、卒後臨床研修評価機構)1団体しかないため、義務化をする
のはまだ早い。少なくとも2団体が必要ではないか。また、JCEP が会員制として
いる理由について確認が必要である。

2