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資料3-1 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報(感染研提出資料) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第122回 6/16)《厚生労働省》
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国立感染症研究所感染症疫学センター
National Institute of Infectious Diseases/Center for Surveillance, Immunization, and
Epidemiologic Research

新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報:
発生動向の状況把握
2023 年第22週(2023年 5 月 29日~2023年6月4日)
COVID-19 weekly surveillance update: epidemiologic situational awareness

Week 22, 2023
本週報は、全国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生動向を、複数の指標を用いて精査し、まとめ
ています。週ごとに「傾向(トレンド)」と「水準(レベル)」を明記し、感染の流行の状況について、解釈を行ってい
ます。地方自治体等の COVID-19 対策に従事する皆様や国民の皆様に、広く COVID-19 に関する疫学情報
を提供・還元することを目的としており、COVID-19 対策の参考として活用していただければ幸いです。なお
巻末に週報に関する注意事項を記載してあります。直近の情報については、過小評価となる場合などもあるの
でご注意下さい。
2023 年 5 月 8 日より COVID-19 が感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症
法)上の 5 類感染症に位置付けられました。COVID-19 の発生動向を重層的に把握する一環として、インフル
エンザ/COVID-19 定点から報告された患者数に加えて、医療機関等情報支援システム(G-MIS:
Gathering Medical Information System)に報告された入院患者数等の集計、及びゲノムサーベイラン
スの結果を報告します。

まとめ:
2023 年第 22 週(5 月 29 日〜6 月 4 日)における定点当たり報告数は 4.55 (報告数
22,432 人)であった。前週(5 月 22日〜5月28日)に比較して増加した。都道府県別にみると
定点当たり報告数は 2.29 ~15.80 であり、最も高かったのは沖縄県であった。
全国の新規入院患者数は 4,122 人で、前週と比較して 776 人増加した。 地域ブロック別にみ
ると、前週と比べて高い順に四国地方、沖縄県、北海道では 1.5 倍以上増加しており、北陸地方
を除くすべての地域で 1 を超えた。第 22 週の ICU 入院中の患者数の 7 日間平均は 63 人で
あった。ECMO または人工呼吸器管理中の患者数は 37 人で、前週に比較して増加した。
ゲノムサーベイランスでは第 21 週(5 月 22 日〜5 月28 日)の民間検査機関のデータでは、
XBB.1.16 系統が 25.1%と最も多かった。

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