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資  料 4-2 要望書背景説明資料 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33434.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和5年度第1回 6/9)《厚生労働省》
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血漿分画製剤事業の採算性について
1.血漿分画製剤事業は下記のような採算性上の課題を抱えている。(供給のあり方検討会より。一部P2と重複)
① 薬価改定を受け続けることによる収益性の悪化。
• 複数製剤の競争環境にさらされ、総値引率を用いた価格交渉などを受けてきた背景から
経年的に薬価が下がり続けてきた。
※薬価下落への対処に関しては、血漿分画製剤の価値に見合った取引の推進を目的として「血漿分画製剤の取引の
適正化について(平成30年2月9日薬生発0209第5号) 」の通知を「厚生労働省医薬・生活衛生局長より発出頂いた。
現在は複数製剤が基礎的医薬品に指定され薬価が維持されている。

② ヒトの血漿から製造される製剤であることから画期的な新薬の開発の可能性はほとんどない。
• 一般の医薬品のように
「新薬の上市⇒特許期間中の投資回収⇒別の新薬の開発⇒特許切れ・後発品の上市」
を繰り返すライフサイクルマネジメントが機能しない。
③ 無償の献血であるため、好立地の採血所の開設や普及啓発に相当の経費が必要となる。
• 事業者によりコスト構造の内訳は異なるが、原価率が高いことは共通している。(P13参照)

2.同じ原料血漿から複数の製剤が得られる連産構造上、特定の製剤のみの採算性ではなく
事業全体の採算性向上(事業基盤の強化)が求められる。
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