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発言要旨(第3回) (3 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/what-we-do/csmeeting.html
出典情報 サイバー事案の被害の潜在化防止に向けた検討会 報告書2023(4/6)《警察庁》
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【検討会を振り返って】
・ 有識者として外部講演、メディアからの取材等に対応する機会があるが、今回の検討会
で議論した内容や、警察の取組が広く理解されるよう紹介していきたい。
・ サイバー分野における情勢は年月の経過につれて変化していくが、被害者等の要望に対
して適切に対応することは課題として残り続けるため、継続的に取り組むことが必要。施
策の最終的な目的がぶれないことが重要であり、報告書が警察内部の意識統一の助けとな
れば幸い。
・ 報告書には現時点でできることを網羅的に取りまとめていただいた。特に、EC 事業者と
の連携について前向きに検討いただけたことに感謝を申し上げたい。特に個人情報の取扱
いについては検討を進めていくことで課題も判明してきたが、ひとつひとつ丁寧に整理し
ながら解決していきたい。
・ 今回の検討会では、個人的に強い思い入れのある、報告の窓口の一元化に向けて取り組
む旨を報告書に盛り込むことができ、感慨深い。
・ サイバー分野は情勢の変化が速く、確立されていないことも少なくないところ、本報告
書では通報・相談が何故重要かという点について考えを整理できたと思料。サイバー分野
でも検挙は大きな意味を持つが、アトリビューションの観点や未然防止対策等も同様に重
要であり、その点を現場の捜査幹部に徹底していただきたい。


民間企業側から分かりにくかった、警察の対応方針や省庁間の情報連携について、報告
書で具体的な取組を示すことができた点は意義が大きい。従前は、当局に対して報告する
ことのメリット等が明確になっているとは言えない面もあった。ただ、昨今はその潮目が
変わったと認識しており、自身としても、通報・相談により有益なアドバイスが得られると
いうことを伝えていきたい。



サイバー事案の被害者が適切に対応できるようにすることが重要であり、まっとうな事
業者等が不利益を被らない環境の整備が進めば幸い。報告書の記載が絵に描いた餅になら
ないよう、関係機関と連携しながら事件の検挙も含めた取組を推進していただきたい。



サイバー分野には専門知識を要する点も多いが、サイバーセキュリティの確保には、専
門家だけではなく様々な方々の協力が必要であることを再認識した。それと同時に、サイ
バーセキュリティ対策における相互協力の分野に関する研究がとても重要であると認識し
た。今後、この分野への研究を進めると同時に、これらに従事する人材の確保や、貢献する
取組に関する社会的評価の向上が重要になってくると思料。



今回の検討会では、委員の皆様より、通報・相談の促進に向けた施策を警察や他省庁の業
務どのように落とし込むのか具体的に御指導いただいてきたところ。それらの点につき情
勢の改善を実感いただけるよう、警察庁においても取組を推進いただきたい。

(3) 閉会