よむ、つかう、まなぶ。
2023年第9週（2月27日～3月5日； 3月6日現在）掲載日：2023年3月13日 (2 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html |
| 出典情報 | 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2023年第9週（2月27日－3月5日、3月6日現在）（3／13）《国立感染症研究所》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
が陽性である割合も減少する）。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 9 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
138 人、重症例は 31 人であった。前週と比較して、中等症以上、重症例は共に減少傾向であった。ま
た、遅れ報告を考慮し、2 月 27 日現在の第 8 週の値と比較した場合も、第 9 週の中等症以上及び重
症の症例は共に減少した。なお、年齢群別では、中等症以上、重症の症例ともに、60 歳未満の報告数の
少ない年齢群では低いレベルで微増・微減・横ばいであったが、60 歳以上の年齢群で減少傾向であっ
た。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベルを大きく下
回っている。
新規の入院例においては、第 41 週以降増加傾向であったが、2023 年第 2 週以降は減少傾向である。
年齢群ごとには、第 9 週は横ばいも見られた。なお、直近の週は過小評価されている場合があり、前週
との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要である。レベルとしては、第 7 波のピークレベルを
下回っている。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者群の推移については、第 44 週以降増加傾向にあ
り、一時的に第 52 週～2023 年第 1 週は減少し、第 2 週は再度増加したがその後減少傾向である。
入院中の重症者数においては、2022 年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが、第 3 週以降減少傾
向である。重症者レベルとしては、第 7 波のピークレベルを下回っている。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、それぞれ 2 例と 0 例であった。人工呼吸器の開始数は、第 2
週以降減少傾向で、第 8 週は増加したが、第 9 週は再度減少した。ECMO の開始数は、第 2 週に大き
く減少した後、低いレベルで微増微減を繰り返しており、第 8、9 週は 0 例であった。ECMO 装着中の
全国の COVID-19 患者数においては、第 46 週以降微増微減を繰り返していたが、第 5 週頃から横
ばいが続いている。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数においては、第
44 週頃から微増傾向で、第２週をピークに減少～横ばい傾向であった。ECMO/人工呼吸器装着数の
最新の状況と詳細に関しては、NPO 法人日本 ECMOnet の https://crisis.ecmonet.jp/ を参照
いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、第 44 週以降増
加傾向であったが、第 2 週をピークに減少している。直近 5 週間では、第 5 週は 1,838 人、第 6 週は
1,218 人、第 7 週は 991 人、第 8 週は 582 人、第 9 週は 503 人であった。
2023 年第 9 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 60 人であった。人口当たり年齢群別新
規症例報告数は、5-9 歳が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 88、96、78（それぞれ報告された全症例の 5.4%、6.6%、11.5%）であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.8 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値：0.8０、範囲：0.71〜
0.89 倍とすべての年齢群で新規症例報告数は減少した。また、直近の週は過小評価される傾向があ
るが、3 月 6 日現在の第 9 週の値と 2 月 27 日現在の第 8 週の値と比較すると、中央値：0.8０、範
囲：0.71〜0.89 倍と同等であった。直近 5 週間の前週比は、第 5 週は 0.72、第 6 週は 0.68、第 7
週は 0.71、第 8 週は 0.66、第 9 週は 0.8０であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 9 週は、-14.8 であった。5-9 歳で最も減少数が多く、
40 人の減少（135.8 から 96.3 人）を認め、次に 0-4 歳の年齢群で 28 人の減少を認めた。他の年
齢群では、人口 10 万対 7 人から 26 人の減少を認めた。
地域別：第 9 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、四国地方で最も高く 93 人、次に中
国地方の 85 人、他の地域は８0 人を下回っている。全症例の 44%を関東地方と近畿地方が占めてい
2
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 9 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
138 人、重症例は 31 人であった。前週と比較して、中等症以上、重症例は共に減少傾向であった。ま
た、遅れ報告を考慮し、2 月 27 日現在の第 8 週の値と比較した場合も、第 9 週の中等症以上及び重
症の症例は共に減少した。なお、年齢群別では、中等症以上、重症の症例ともに、60 歳未満の報告数の
少ない年齢群では低いレベルで微増・微減・横ばいであったが、60 歳以上の年齢群で減少傾向であっ
た。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベルを大きく下
回っている。
新規の入院例においては、第 41 週以降増加傾向であったが、2023 年第 2 週以降は減少傾向である。
年齢群ごとには、第 9 週は横ばいも見られた。なお、直近の週は過小評価されている場合があり、前週
との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要である。レベルとしては、第 7 波のピークレベルを
下回っている。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者群の推移については、第 44 週以降増加傾向にあ
り、一時的に第 52 週～2023 年第 1 週は減少し、第 2 週は再度増加したがその後減少傾向である。
入院中の重症者数においては、2022 年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが、第 3 週以降減少傾
向である。重症者レベルとしては、第 7 波のピークレベルを下回っている。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、それぞれ 2 例と 0 例であった。人工呼吸器の開始数は、第 2
週以降減少傾向で、第 8 週は増加したが、第 9 週は再度減少した。ECMO の開始数は、第 2 週に大き
く減少した後、低いレベルで微増微減を繰り返しており、第 8、9 週は 0 例であった。ECMO 装着中の
全国の COVID-19 患者数においては、第 46 週以降微増微減を繰り返していたが、第 5 週頃から横
ばいが続いている。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数においては、第
44 週頃から微増傾向で、第２週をピークに減少～横ばい傾向であった。ECMO/人工呼吸器装着数の
最新の状況と詳細に関しては、NPO 法人日本 ECMOnet の https://crisis.ecmonet.jp/ を参照
いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、第 44 週以降増
加傾向であったが、第 2 週をピークに減少している。直近 5 週間では、第 5 週は 1,838 人、第 6 週は
1,218 人、第 7 週は 991 人、第 8 週は 582 人、第 9 週は 503 人であった。
2023 年第 9 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 60 人であった。人口当たり年齢群別新
規症例報告数は、5-9 歳が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 88、96、78（それぞれ報告された全症例の 5.4%、6.6%、11.5%）であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.8 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値：0.8０、範囲：0.71〜
0.89 倍とすべての年齢群で新規症例報告数は減少した。また、直近の週は過小評価される傾向があ
るが、3 月 6 日現在の第 9 週の値と 2 月 27 日現在の第 8 週の値と比較すると、中央値：0.8０、範
囲：0.71〜0.89 倍と同等であった。直近 5 週間の前週比は、第 5 週は 0.72、第 6 週は 0.68、第 7
週は 0.71、第 8 週は 0.66、第 9 週は 0.8０であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 9 週は、-14.8 であった。5-9 歳で最も減少数が多く、
40 人の減少（135.8 から 96.3 人）を認め、次に 0-4 歳の年齢群で 28 人の減少を認めた。他の年
齢群では、人口 10 万対 7 人から 26 人の減少を認めた。
地域別：第 9 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、四国地方で最も高く 93 人、次に中
国地方の 85 人、他の地域は８0 人を下回っている。全症例の 44%を関東地方と近畿地方が占めてい
2