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参考資料13            ワクチンの副反応に対する考え方及び評価について(令和3年2月15日合同部会資料3) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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(参考)平成21年の新型インフルエンザワクチン実施時の
高齢者・基礎疾患を有する者に対する接種に関する考え方②
<接種開始後>
接種開始御に基礎疾患を有する高齢者等の死亡事例が報告され、平成21年11月21日の薬事・食品衛生審議会医薬品
等安全対策部会安全対策調査会及び新型インフルエンザ予防接種後副反応検討会において、評価が行われ、改めて、
基礎疾患を有する者のかかりつけ医療機関に確認する等、接種の適否を慎重に判断することが周知された。
評価内容の概要


個々の死亡事例についても、限られた情報の中で因果関係は評価できないものもあるが、大部分は、基礎
疾患の悪化や再発による死亡の可能性が高いと考えられ、死亡とワクチン接種との直接の明確な関連が認め
られた症例は現時点ではない。

○ しかしながら、重度の基礎疾患を有する患者においては、ワクチンの副反応が重篤な転帰に繋がる可能性
も完全には否定できないことから、接種時及び接種後の処置等において留意する必要がある。


また、感染リスクは低いものの、高齢者で基礎疾患を有する者はインフルエンザに罹患した場合に重篤な
転帰をたどる可能性が高く、新型インフルエンザワクチンにおいて見られているリスクと比較して、相対的
に接種のメリットは大きいと考えられる。

周知内容の概要
1.(略)接種を希望する者に対して、ワクチン接種は個々人の判断により行うべきものであることを周知し、
ワクチン接種の効果や限界、安全性等について十分説明のうえ、説明に基づく同意を確実に得るようにする
こと。なお、その際、積極的な接種勧奨にわたることのないよう、特に留意すること。
2.(略)基礎疾患を有する者のかかりつけ医療機関以外の受託医療機関については、優先接種対象者証明書
により基礎疾患である疾病を有することを確認した上で十分な予診を行うとともに、必要に応じて、基礎疾
患を有する者のかかりつけ医療機関に確認する等、接種の適否を慎重に判断すること。

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(出典:「基礎疾患を有する者への適切な接種の実施について」平成21 年12 月1日事務連絡より抜粋)