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資料1 直近の感染状況等の分析と評価 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第73回 2/24)《厚生労働省》
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重 中国・
点 四国

置 九州



広島の新規感染者数は今週先週比が0.84と1を下回り、約185。30代以下が中心。病床使用率は5割強、重症病床使用率は2割強。岡山、高
知でも今週先週比がそれぞれ0.81、0.78と1を下回り、新規感染者数は約240、197と減少。香川では今週先週比が1.25と増加に転じ、新規感染
者数は約305。病床使用率について、岡山では5割強、香川では5割弱、高知では4割強。重症病床使用率について、高知では4割強。
福岡の新規感染者数は今週先週比が0.84と1を下回り、約461。30代以下が中心。病床使用率は8割強。佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島でも
今週先週比がそれぞれ0.86、0.81、0.83、0.95、0.89と1を下回り、新規感染者数はそれぞれ316、185、255、145、205。病床使用率について、佐
賀では4割強、長崎では約3割、熊本では5割強、宮崎では3割強、鹿児島では6割弱。重症病床使用率について、熊本では2割強。

沖縄

新規感染者数は今週先週比が1.11と増加に転じ、約293。新規感染者は30代以下が中心であり、特に10代で増加。病床使用率、重症病床使用
率はいずれも4割強。

上記以外

岩手、宮城、秋田、山形、富山、福井、山梨、滋賀、奈良、鳥取、徳島、愛媛では、それぞれ約147、224、148、135、296、262、246、485、576、
179、253、117。いずれも今週先週比が1を上回る水準で増加。島根、山口、大分では今週先週比がそれぞれ0.96、0.98、0.81と1を下回り、新規
感染者数はそれぞれ78、142、188。病床使用率について、岩手、山形、山口では4割強、宮城では5割弱、秋田、富山、徳島、愛媛では3割強、
福井、鳥取、島根では2割強、山梨では5割強、滋賀、奈良では約7割、大分では4割弱。重症病床使用率について、奈良では7割強。

※病床使用率、重症病床使用率については、内閣官房ホームページより。

<今後の見通しと必要な対策>
• 全国の新規感染者数は、実効再生産数及び今週先週比が1以下と減少を続けている。感染は家庭、学校、保育所、職場、病院、
介護福祉施設などの場で継続している。特に、都市部を中心に介護福祉施設におけるクラスターの増加が見られる。重点措置区
域を含む多くの地域で減少傾向にあるものの、減少速度は鈍化しており、横ばいや増加に転じる地域も見られる。特に、先般、重
点措置区域の適用が解除された5県のうち山形県及び沖縄県では今週先週比が再び1を上回っており、その他の県も含めて新
規感染者数の再増加が懸念される。
• 現在の状況は、ワクチン接種の加速に伴い継続的な減少傾向が見られた昨夏の感染拡大状況とは異なり、新規感染者数の減
少は緩慢であり、全国的に再び増加傾向に転じる可能性もある。夜間滞留人口については、重点措置区域では都市部を中心に
増加していることに加え、重点措置区域の適用が解除された地域でも増加傾向にあり、特に、沖縄では解除前から急速に増加し
ている。今のところその兆候は見られないが、今後BA.2系統に置き換わることで再度増加に転じる可能性に注意が必要である。
また、オミクロン株へほぼ置き換わり、より重症化しやすいデルタ株による感染者は減少しているが、未だに検出されている。
• 報告の遅れにより、陽性者数の公表データが実態と乖離している可能性が指摘されており、他の指標も注視する必要がある。例
えば、東京都のモニタリング項目では、発熱等相談件数、検査人数と検査陽性者数が継続的に減少している。救急医療の「東京
ルール」適用件数は横ばいからやや減少の兆しがみられるが、入院患者数と重症患者数は微増から横ばいの動き。流行状況の
判断にあたっては、これらの指標も継続的にモニタリングしていくことが重要。なお、検査陽性率については分母となる検査数の
報告の遅れが顕著であり、参考程度とすべきである。

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