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感染症週報 2023年第6週(2月6日-2月12日) (6 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html
出典情報 感染症週報 2023年第6週(2月6日-2月12日)(2/27)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2023年 第6週
(2月6日〜 2月12日)
:通巻第25巻 第6号

◆定点把握の対象となる5類感染症
全国の指定された医療機関
(定点)
から報告され、疾患により小児科定点
(約3,000カ所)
、インフルエンザ
(小児科・内科)
定点
(約5,000カ所)
、眼科定点
(約600カ所)
、基幹定点
(約500カ所)
に分かれています。ま
た、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です
(増減の目安は小数点第3位以下を含む)


定点把握疾患の報告の過去5年間の同時期との比較(第6週)

定点当たり
報告数
インフルエンザ
12.91
咽頭結膜熱
0.12
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.42
感染性胃腸炎
7.26
水痘
0.06
手足口病
0.08
伝染性紅斑
0.01
突発性発しん
0.21
ヘルパンギーナ
0.04
流行性耳下腺炎
0.03
急性出血性結膜炎
0.01
流行性角結膜炎
0.18
マイコプラズマ肺炎
0.01

-0.17
-1.56
-1.21
1.72
-1.33
-0.64
-0.83



-1.95

3.21

-0.89
0.50
-0.95
-1.07
平均-2SD

平均-1SD

平均

平均+1SD

SD:標準偏差

平均+2SD

当該週と過去5年間の平均(過去5年間の前週、当該週、後週の合計15週間分の平均)との差をグラフ
上に表現した。



-3.05

2.95

2.73

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases







インフルエンザ
-2.83
3.91
5.10
定点当たり報告数は第48週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は福井県
(45.03)

石川県(40.48)、沖縄県(30.25)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにお
ける報告数は217例と前週と比較して増加した。都道府県別では38都道府県から報告があり、
年齢別では0歳(11例)、1〜9歳(126例)、10代(20例)、20代(1例)、30代(5例)、40代(5例)、
50代(4例)、60代(8例)、70代(12例)、80歳以上(25例)であった。
小児科定点報告疾患(主なもの)
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は石川県(1.59)、福
島県(1.36)、熊本県(1.18)である。
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は福井県(0.48)、鹿児島県
(0.48)、宮崎県(0.39)、佐賀県(0.35)である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は長崎
県(1.70)、岩手県(1.50)、鳥取県(1.32)である。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と
比較してやや多い。都道府県別の上位3位は大分県(14.42)、富山県(14.03)、宮崎県(13.89)で
ある。
手足口病の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は沖縄県(1.69)、
長崎県(0.39)、奈良県(0.35)である。
伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は京都府(0.07)、沖縄県
(0.06)、福井県(0.04)である。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較して
かなり多い。都道府県別の上位3位は熊本県(0.46)、佐賀県(0.39)、大分県(0.36)である。
流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(0.14)、宮崎
県(0.11)、徳島県(0.09)である。
基幹定点報告疾患
マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では青森県
(0.67)、石川県(0.20)、高知県(0.13)、長崎県(0.08)から報告があった。
感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は横ばいであった。3都道府県か
ら4例報告があり、年齢別では1〜4歳(3例)、20代(1例)であった。

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