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04資料2-1 2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(案) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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(案)
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ワクチンの知見においては、一時的であっても感染予防効果と二次感染予防効果があり、特に感

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染拡大期においては、間接的に重症化リスクが高い方を保護する効果が期待されるため、接種を

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検討することが重要と考えられる。

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(3)接種のスケジュール

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考え方1 感染症の流行を考慮
感染症の流行に合わせ、流行する時期に接種を行うことが考えられる。

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接種スケジュールには以下の2つの考え方がある。

考え方2 有効性の持続期間を考慮

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重症化予防効果の持続期間を考慮し、接種を追加していく方法が考えられる。第一期及び第二

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期追加接種においては、重症化予防効果等が経時的に逓減すること等を踏まえ、追加接種の時

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期を判断している。

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○ 「考え方1」について、流行開始以降、年末年始周辺に比較的多くの死者数等を伴う流行を認め
ている。ここから、少なくとも年末年始には接種の有効性を発揮する必要がある。

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○ 「考え方2」について、有効性は経時的に低下することが示されているが、従来株ワクチンであ

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っても、オミクロン株流行下で、入院予防効果、重症化予防効果については、最低6ヶ月、報告に

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よっては1年程度、死亡予防効果については、40 週間(10 ヶ月)以上、一定程度保たれたと報告

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されている。現在のオミクロン株対応2価ワクチンも含めて、流行株に対応したワクチンであれ

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ば、持続期間が改善する可能性もある。

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免疫学的な知見からは、新型コロナウイルス感染症に係る免疫記憶は半年以上の長期に持続す
ることも示唆されている。

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○ 「考え方1」であれば、秋冬に有効性を発揮する必要があるものの、
「考え方2」に関する知見

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からは、接種後1年程度経過すると、有効性の十分な持続が見込めないものと考えられる。今回

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の2価ワクチンは昨年秋から開始しているため、現時点では、毎年、秋冬には接種を行うことと

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することが妥当。ただし、特に、重症化リスクが高い方及び健常者のうち重症化リスクが高い者

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と頻繁に接触する者に対して、秋冬を待たずに追加で接種することも念頭に、有効性の持続期間

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に係るデータ(
「考え方2」に係る知見)、変異株の状況(「考え方2」に係る知見)、感染拡大の状

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況(「考え方1」に係る知見)
、諸外国の動向等を継続的に注視すべきである。
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