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資料5 第3回抗体保有調査 速報結果 (令和3年度新型コロナウイルス感染症大規模血清疫学調査) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第72回 2/16)《厚生労働省》
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第3回抗体保有調査 速報結果 (令和3年度新型コロナウイルス感染症大規模血清疫学調査)
留意点
 すべての地域で、対象集団における抗S抗体の保有割合は約95%と非常に高い値であり、
新型コロナワクチンの接種により多くのものが抗体を獲得したと考えられました。抗N
抗体の保有割合は、人口と累積感染者数から推定される累積感染割合よりも高い傾向で
すが、大きく変わらない地域もありました。
 結果の解釈に際しては、感染、発症、重症化の予防に必要となる抗S抗体の量は判明し
ておらず、抗S抗体保有者においても十分な量の免疫が誘導されているかどうかについ
ては不明であることに注意が必要です。また、無症状者では抗N抗体陽転率が低いこと
や、獲得した抗N抗体が長期的に減衰していく可能性が報告されており、無症状者を含
んだ全ての既感染者の正確な割合を示しているとは限りません。

 なお、本調査の対象集団のワクチン接種率は、一般人口のワクチン接種率(内閣官房公
表データに基づく)よりも高かったことが分かっています。これは新型コロナウイルス
感染症対策について高い関心をもつ方が、調査により多く参加されたという選択バイア
スの存在を示唆します。このバイアスが、抗S抗体および抗N抗体の保有割合の結果に
影響した可能性があります。
 本公表結果は速報結果です。最終的なデータは確定結果として後日公表します。

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