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参考資料3 がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(健発第0331058号平成20年3月31日厚生労働省健康局長通知別添) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30625.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第37回 1/30)《厚生労働省》
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各部会は、市町村における受診指導の実施状況について把握し、広域的な
見地から精検受診率を向上させるための具体的な改善策を検討する。
(6)事業評価
がん検診の実施に当たっては、科学的根拠に基づく検診を、受診率向上を含め
た適切な精度管理の下で実施することが重要である。がん検診における事業評価
については、平成20年3月に厚生労働省「がん検診事業の評価に関する委員会」
がとりまとめた報告書「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方につい
て」(以下「報告書」という。)において、その基本的な考え方を示している と
ころである。
報告書において、がん検診の事業評価は、一義的にはアウトカム指標としての
死亡率により行われるべきであるが、死亡率減少効果が現れるまでに相当の時間
を要すること等から、「技術・体制的指標」と「プロセス指標」による評価を徹
底し、結果として死亡率減少を目指すことが適当とされた。この「技術・体制的
指標」として、「事業評価のためのチェックリスト」及び「仕様書に明記 すべき
最低限の精度管理項目」が示され、「プロセス指標」として、がん検診受診率、
要精検率、精検受診率、陽性反応適中度、がん発見率等の許容値が示された。
がん検診の事業評価を行うに当たっては、「事業評価のためのチェックリスト」
等により実施状況を把握するとともに、がん検診受診率、要精検率、精検受診率
等の「プロセス指標」に基づく評価を行うことが不可欠である。
なお、報告書の「事業評価のためのチェックリスト」については、国立がん研究
センターが示す「事業評価のためのチェックリスト」(以下「チェックリスト」と
いう。)に置き換えることとする。
報告書の見直しが行われた場合は、新たな内容に基づき事業評価を行うことと
する。


胃がん検診

(1)検診項目及び各検診項目における留意点
胃がん検診の検診項目は、問診に加え、胃部エックス線検査又は胃内視鏡
検査のいずれかとする。市町村は、胃部エックス線検査及び胃内視鏡検査を
併せて提供しても差し支えないが、この場合、受診者は、胃部エックス線検
査又は胃内視鏡検査のいずれかを選択するものとする。


問診
問診に当たっては、現在の症状、既往歴、家族歴及び過去の検診の受診状
況等を聴取する。



胃部エックス線検査


胃部エックス線検査は、胃がんの疑いがある者を効率的にスクリーニン
グする点を考慮し、原則として間接撮影とする。

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