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総-1○高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00174.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第537回 1/25)《厚生労働省》
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ゾコーバ錠の薬価収載に向けた論点等
現 状
• 薬価制度は「国民皆保険の持続可能性」と「イノベーションの推進」を両立させることが重要であり、革新的
な医薬品の評価を適切に行うとともに、市場規模が高額な品目については医療保険財政に与える影響を踏まえ
た上で対応する必要がある。
• 令和4年度薬価制度改革の骨子において、「今後、年間1,500億円の市場規模を超えると見込まれる品目が承認
された場合には、通常の薬価算定の手続に先立ち、直ちに中医協総会に報告し、当該品目の承認内容や試験成
績などに留意しつつ、薬価算定方法の議論を行うこととする。」とされている。

• COVID-19の感染者数については、これまで年に2~3回程度(3年間に7~8回)のピークが発生しており、感
染者数はピークごとに拡大傾向にあるが、同時に重症化率なども変化しており、今後の感染動向や治療薬の投
与動向を見込むことは困難である。仮に今後も感染が収まらず感染者数が増大を続け、さらに感染者に占める
本剤の投与割合が大きく上昇することがあれば、本剤の年間市場規模が急激に拡大し、1,500億円を超える可
能性も否定できない。

論 点
• 令和4年度薬価制度改革の骨子における「4.高額医薬品に対する対応」に基づき、本剤の具体的な薬価算定
方法(薬価収載時の算定方法、市場拡大再算定の適用等)について薬価専門部会で検討し、その結果を基に総
会で議論することとしてはどうか。

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