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【参考資料3】次期国民健康づくり運動プラン策定に向けた意見(がん対策推進協議会) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30033.html
出典情報 次期国民健康づくり運動プラン(令和6年度開始)策定専門委員会()
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次期国民健康づくり運動プラン策定に向けた意見
令和4年 12 月 26 日
がん対策推進協議会
会長 土岐 祐一郞

我が国において、がんは、昭和 56 年より死因の第1位であるとともに、令和
3年には、生涯のうちに約2人に1人が罹患すると推計されているなど、依然と
して、国民の生命と健康にとって重大な問題です。
予防可能ながんのリスク因子としては、喫煙(受動喫煙を含む。)、飲酒、低
身体活動、肥満・やせ、野菜・果物不足、塩蔵食品の過剰摂取等の生活習慣など、
様々なものがあります。これらについて「がんの1次予防」を進め、避けられる
がんを防ぐことは、がん対策の第一の砦であり、がんによる死亡者の減少につな
がります。
令和4年6月にとりまとめた第3期がん対策推進基本計画中間評価報告書に
おいては、
○たばこ対策については、2022 年度までに成人喫煙率を 12%とすることを目
標としていたが、中間評価の時点で目標を達成できておらず、より一層のた
ばこ対策を推進していく必要がある。
○ハイリスク飲酒や運動習慣についても、目標値に対して進捗状況が不十分で
あるため、引き続きの取組が求められる。
などとされ、がんの1次予防の一層の取組が求められたところ、次期国民健康づ
くり運動プランの策定に向けて、がん対策推進協議会として以下の通り意見を
提出します。
1.がん対策基本法に基づく「がん対策推進基本計画」は、がんの1次予防とし
て、生活習慣の改善に係る取組を掲げており、健康増進法に基づく「国民健康
づくり運動プラン」とは、互いに密接に関連する施策として、十分に連携の上、
取組を進めていくべきである。
2.喫煙、飲酒、栄養・食生活、身体活動・運動をはじめとする生活習慣の改善
はがん対策においても重要である。特に、がんの最大のリスク因子である喫煙
が与える影響を十分に認識した上、成人喫煙率については、現行より厳しい目
標設定について、ご検討いただきたい。
以上