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資料2-1 直近の感染状況等について (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第106回 11/17)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症(変異株)のまとめ
一般的にウイルスは増殖や感染を繰り返す中で少しずつ変異していくものであり、新型コロナウイルスも約2週間で
一箇所程度の速度で変異していると考えられている。国立感染症研究所は、こうした変異をリスク分析し、その評価
に応じて、変異株を「懸念される変異株(VOC)」、「注目すべき変異株(VOI)」、「監視下の変異株(VUM)」に
分類※1、2。変異株の発生動向はゲノムサーベイランスで監視している。

1. 懸念される変異株(Variants of Concern : VOC)
主に感染性や重篤度が増す・ワクチン効果が減弱するなど性質が変化した可能性が明らかな株
• B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)※3
PANGO系統
(WHOラベル)
B.1.1.529系統の
変異株
(オミクロン株)

最初の
検出
2021年11月
南アフリカ等

主な
変異
N501Y
E484A

感染性※4
(従来株比)
高い可能性
(デルタ株比)

重篤度※4
(従来株比)

再感染やワクチン
効果(従来株比)


感 染 リスク増 加の 可能
性、
入院リスク、重症化
ワクチンの効果を弱める可
リスクが低い可能性
能性
(デルタ株比)
(デルタ株比)

2. 注目すべき変異株(Variants of Interest : VOI)

主に感染性や重篤度・ワクチン効果などに影響を与える可能性が示唆されるかつ国内侵入・増加するリスク等がある株
• 現在該当なし。
3. 監視下の変異株(Variants under Monitoring : VUM)
主に感染性や重篤度・ワクチン効果などに影響を与える可能性が示唆される又はVOC/VOIに分類されたもので世界
的に検出数が著しく減少等している株
• 現在該当なし。
※1国立感染症研究所では、WHO等の分類方法を参考に、変異株をVOC、VOI、VUMに分類している。国内での検出状況等を加味することから、分類は各国によって異なる。
※2PANGO系統(pango lineage)は、新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法であり、変異株の呼称として広く用いられている。括弧内の変異株名は、
WHOラベルである。
※3オミクロン株は、PANGO系統のB.1.1.529系統とその亜系統にあたるBA系統を含んでいる。
※4感染性・重篤度は、国立感染症研究所等による日本国内症例の疫学的分析結果に基づくもの。ただし、重篤度について、本結果のみから変異株の重症度について結論づける
ことは困難である。

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