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資料3-2 鈴木先生提出資料 (106 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第105回 11/9)《厚生労働省》
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世界のインフルエンザの状況:要点
• 2022年40-41週:世界的にインフルエンザは引き続き低レベルだが、北半球で増加傾向であった(A(H3N2)優位)。
• ヨーロッパでは、低レベル(シーズン外のレベル)ではあるが、北ヨーロッパや南西ヨーロッパの一部の国では微増
傾向となっている。A(H3N2)が優位であるが、 A(H1N1)pdm09やB型も認めている。英国では、 A(H3N2)優位に
陽性数・陽性率が増加傾向である。
• 米国では、ILI・陽性数・陽性率・入院数の指標いずれも継続して増加しており、入院の累積は例年より高いレベル
となっている。A(H3N2)が優位だが、直近数週間はA(H1N1)pdm09の割合が相対的に増加している。
• 東南アジアでは、ラオス、シンガポール、タイなどで、インフルエンザウイルスが継続して検出されている。
A(H3N2)が優位であるが、B型も認めている。
• 南アジアでは、インフルエンザウイルスは低レベルだが、イランで大きく増加した。A(H3N2)が優位であるが、
A(H1N1)pdm09やB型も認めている。
• 東アジアでは、中国北部・韓国で、低レベルではあるが、微増微減を繰り返している。A(H3N2)が優位である。
• 南米では、日本の夏季(現地の冬季)の流行が収まったが、アルゼンチンとチリで再度増加傾向である(アルゼンチ
ンではA(H1N1)pdm09、その他ではA(H3N2)が優位)。アフリカ南部でも日本の夏季(現地の冬季)の流行後に、
B/VictoriaとA(H3N2)が再度増加したが、ここ1ヶ月強は減少傾向となっている。南半球のオセアニアでは、日本の
夏季(現地の冬季)の流行が収まり、低レベルとなっている。

• SARS-CoV-2の流行がサーベイランスに影響していることが考えられることから、
データの解釈には注意を要する。

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