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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022277.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第104回 10/13)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

10 月 13 日 第 104 回モニタリング会議のコメント
イ)都は、東京都医師会・東京都病院協会の協力を得て、現在、32 か所の宿泊療養施設を運営しており、9 月 30
日に宿泊療養施設の稼働レベルをレベル 1 に引き下げた。各施設の一部フロア休止を順次行い、確保している
約 13,000 室を、約 9,000 室に変更して対応していく。
東京都は、重症者用病床の利用状況のモニタリングを一層重点化するため、重症患者数(人工呼吸器
又は ECMO を使用している患者数)及びオミクロン株の特性を踏まえた重症者用病床に入院する患者数
(特定集中治療室管理料又は救命救急入院料を算定する病床の患者数及び人工呼吸器又は ECMO の装着又はハ
イフローセラピーを実施する患者数の合計)も併せてモニタリングしている。
人工呼吸器又は ECMO を使用した患者の割合の算出方法: 6 月 14 日から 10 月 10 日までの 17 週間に、新たに
人工呼吸器又は ECMO を使用した患者数と、6 月 14 日から 10 月 3 日までの 16 週間の新規陽性者数をもとに、その
割合を計算(感染してから重症化するまでの期間を考慮し、新規陽性者数を 1 週間分減じて計算)している。

⑥-1

(1) 重症患者数(人工呼吸器又は ECMO を使用している患者数)は、前回の 10 人から 10 月 12 日時点で 13
人となった。年代別内訳は、10 歳未満 1 人、30 代 1 人、40 代 1 人、50 代 4 人、60 代 1 人、70 代 3 人、80 代

⑥ 重症患者数

2 人である。性別は、男性 10 人、女性 3 人であった。また、重症患者のうち ECMO を使用している患者はい
なかった。
(2) 人工呼吸器又は ECMO を使用した患者の割合は 0.02%であった。年代別内訳は 40 代以下 0.01%、50 代
0.02%、60 代 0.06%、70 代 0.17%、80 代以上 0.11%であった。
(3) 今週、新たに人工呼吸器を装着した患者は 6 人(先週は 7 人)、人工呼吸器から離脱した患者は 2 人(同 7
人)、人工呼吸器使用中に死亡した患者は 2 人(同 8 人)であった。
(4) 今週報告された死亡者数は 45 人(40 代 1 人、50 代 1 人、60 代 4 人、70 代 3 人、80 代 20 人、90 代 14 人、
100 歳以上 2 人)であった。10 月 12 日時点で累計の死亡者数は 5,923 人となった。
(5) 今週、人工呼吸器を離脱した患者の、装着から離脱までの日数の中央値は 6.5 日、平均値は 6.5 日であった。
【コメント】
高齢者のみならず、ワクチン未接種者、肥満、喫煙歴のある人は若年であっても重症化リスクが高まることが
分かっている。また、感染により、併存する他の疾患が悪化するリスクや治療に影響を与える可能性を有してい
ることを啓発する必要がある。
-7-