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資 料1 新たに承認された新型コロナウイルスのワクチン接種者の採血制限について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27504.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和4年度第2回 8/23)《厚生労働省》
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PF4抗体の活性持続期間等を考慮し、以下のようにすることとされた。
新型コロナウイルスワクチンの種類

採血制限の期間

ウイルスベクターワクチン
(アストラゼネカ社)

接種後6週間※

※TTS/VITTを発症した又は発症が疑われる場合には、採血を不可とする。

○ 今般、本邦において、新たな種類のワクチンである武田社製の組換えタンパ
ク質ワクチン及びヤンセンファーマ社製のウイルスベクターワクチンが新型
コロナウイルスワクチンとして新たに承認されたことから、厚生労働科学研
究班(「安全な血液製剤の安定供給に資する適切な採血事業体制の構築のため
の研究」
(代表 大隈和 関西医科大学 医学部 微生物学講座 教授)、以下
「大隈班」という)において改めて知見の収集・整理を行うともに、当該ワク
チンの採血制限等について対応方針を定めることとしたい。

2.大隈班の見解
○ 大隈班においては、令和4年7月 22 日に研究班会議を開催し、以下の理由
から、武田社製の組換えタンパク質ワクチン(ヌバキソビッド筋注)について
は不活化ワクチンと同様の採血制限期間に、ヤンセンファーマ社製のウイル
スベクターワクチン(ジェコビデン筋注)についてはアストラゼネカ社製のウ
イルスベクターワクチンと同様の採血制限期間に揃える事が適切であるとの
意見を取り纏めた。
(ヌバキソビッド筋注について)
 組換えタンパク質ワクチンの有効成分を考慮すると、採血制限を設定する
上では、一般的に、不活化ワクチンと同様のワクチンと考えられること。
 組換えタンパク質ワクチンは、帯状疱疹ワクチン等で既に使用されており、
ヒトへの投与経験が豊富であること。
 「令和4年4月 11 日付け審査報告書 ヌバキソビッド筋注」等の資料か
ら、ヌバキソビッド筋注投与後に認められた全身性の副反応は、初回接種、
2回目接種(mRNAワクチンとの交互接種含む)のそれぞれにおいて、
多くは Grade 2以下で、かつ、持続期間が筋肉痛を除いて1日以内であ
ったこと。

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