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04-3 【訂正前】専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021950.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第96回 8/4)《東京都》
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専門家によるモニタリングコメント・意見【医療提供体制】
モニタリング項目

別紙2

グラフ

8 月 4 日 第 96 回モニタリング会議のコメント

医 療 提

オミクロン株の特性に対応した医療提供体制の分析は以下のとおりである。
(1) 新型コロナウイルス感染症のために確保を要請した病床の使用率は、7 月 27 日時点の 50.5%(3,555 人/7,046
床)から、8 月 3 日時点で 55.4%(3,929 人/7,094 床)に上昇した。
(2) オミクロン株の特性を踏まえた重症者用病床使用率は、7 月 27 日時点の 21.7%(91 人/420 床)から、8 月
3 日時点で 31.7%(133 人/420 床)に上昇した。
(3) 入院患者のうち酸素投与が必要な方の割合は、7 月 27 日時点の 10.3%から、8 月 3 日時点で 11.1%となっ
た。
(4) 救命救急センター内の重症者用病床使用率は、7 月 27 日時点の 73.6%(479 人/651 床)から、8 月 3 日時点

供 体 制
の 分 析
( オ ミ
ク ロ ン
株対応)

で 74.9%(483 人/645 床)となった。
(5) 救急医療の東京ルールの適用件数は、289.0 件/日となった。

PCR 検査・抗原検査(以下「PCR 検査等」という。
)の陽性率は、検査体制の指標としてモニタリングしてい
る。迅速かつ広く PCR 検査等を実施することは、感染拡大防止と重症化予防の双方に効果的と考える。
濃厚接触者で、医師の判断により検査を行わずに、臨床症状で陽性と診断された患者 6,788 人は、陽性率の計
算に含まれていない。

④ 検査の陽性率
(PCR・抗原)

行政検査における 7 日間平均の PCR 検査等の陽性率は、前回の 50.5%から 8 月 3 日時点で 51.4%となった。
また、7 日間平均の PCR 検査等の人数は、前回の約 33,086 人/日から、8 月 3 日時点で約 30,507 人/日となった。
【コメント】
ア)検査の陽性率は極めて高い値で推移しており、8 月 3 日時点で 51.4%と、過去最高値を上回った。この他に
も検査を受けられない、あるいは、把握されていない感染者が増加していると考えられる。これまでに経験し
たことのない爆発的な感染状況が続いている。
イ)新規陽性者数が急増する中、診療・検査医療機関に、検査・受診の相談が集中するなど、検査が受けにくく
なっている。都は、現在実施している濃厚接触者への抗原定性検査キットの無料配付について、配付対象を年
代別の陽性者数が最も多い 20 代の有症状者に拡大した。
ウ)都は、診療・検査医療機関への負担軽減を図るため、自主的な検査で陽性だった場合に、発熱外来を受診せ
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