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資料3-2-② 鈴木先生提出資料 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》
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背景と目的


厚生労働省は新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(ADB)資料として、ワクチン接種記録
システム(VRS)に基づくワクチン接種回数別の接種者数を分母、新型コロナウイルス感染者等情報把握・
管理支援システム(HER-SYS)に基づく直近一定期間のワクチン接種回数別の報告数を分子として、ワク
チン接種歴別の見かけの(未補正の)人口10万当たり報告数*を計算した表を公開している。

第44回ADB(令和3年7月21日):分子は直近11日間の報告数
第48回ADB(令和3年8月18日)以降:分子は直近3日間の報告数
第55回ADB(令和3年10月13日)以降:分子は直近7日間の報告数


一方で、直近のデータ(第87回ADB資料2-4等)では、いくつかの年齢層でワクチンを「接種済み」のもの
における人口当たり報告数が「未接種」のものにおけるそれを上回っている。



本報告では、この現象を説明しうる要因について検討し、ワクチン接種回数別の見かけの人口当たり報告数
を比較することは、ワクチンの有効性を評価する方法として適当ではないことを示す。

*受動的サーベイランスにおいて報告される症例はすべての感染例ではないこと、また対象者をコホートとして追跡したものでは
ないことから、本報告では発生率(incidence rate)とは区別して人口当たり報告数(documented infection per population)とい
う言葉を用いる。

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