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資料3 その他 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26370.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会 健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関するワーキング・グループ(第3回 6/22)《厚生労働省》
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受診勧奨判定値についての課題
第2回技術的事項WGの主なご意見

 受診勧奨判定値について


受診勧奨判定値が、「服薬開始基準」であると誤解されているケースがあり、現場の運用で混乱をきたしているのではない
か。



第3期の見直し時に、フィードバック文例集をかなり整理した。その中で、受診勧奨判定値であった場合は、まず医療機関
を受診して、定期的な検査や服薬等の治療の必要性を判断してもらうようにと記載しており、すぐに薬物療法が必要であると
は記載されていない。特に、HDLについては受診勧奨判定値を超えるレベルであっても、すぐに医療機関を受診するようにとは
記載されておらず、フィードバック文例集をきちんと参照し、活用方法を理解して頂くことが重要ではないか。



フィードバック文例集は、最新のガイドライン準拠となっており、一方で、受診勧奨判定値はシステム改修が必要性であり、す
ぐには変更することが難しい等の理由から、フィードバック文例集を参照してほしいということになっており、フィードバック文例集の
方が文献も整ってエビデンスもある。



現場からの意見としては、受診勧奨判定値で医療機関を受診し、結果として「問題ないから帰りなさい」となった場合に、受
診勧奨を行った保健指導担当者の話をその後聞いてもらえなくなるということが少なからず起こっている。受診勧奨判定値とい
う表現の妥当性も含めた議論が必要ではないか。



医療機関において、「なんで来たのか」と帰してしまうようなケースもないとは言えないが、少し様子を見ようねということで1か
月2か月話を聞きながら、その患者にとって良い生活環境に結び付けることもある。治療だけが医療機関の目的ではなく、予
防も含めてその人の生活を見つめることが医療機関にとって重要なことなので、表現を変えるだけでもかなり違ってくるのではな
いか。



医療保険者の立場では、医療機関と連携しながら、疾患の重症化を防ぐために特定健診を活用したいと考えている。受診
勧奨判定値よりもさらに重症度が高い・緊急性が高い基準について、フィードバック文例集には記載されており、それが積極的
に伝わるような工夫が必要ではないか。
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