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参考資料3 「がんとの共生のあり方に関する検討会」からの「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」の見直しに対する提案 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26331.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会 がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第9回 6/20)《厚生労働省》
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地域がん診療連携拠点病院の指定要件について

診療体制
【診療機能】
(スクリーニング)
• がん患者の身体的苦痛や精神心理的苦痛、社会的な問題等のスクリーニン
グを診断時から一貫して行っていること。経時的にがん患者の苦痛や課題
等を把握できるようにし、診断や治療方針の変更時には、ライフステー
ジ、就労・就学、経済状況、家族との関係性等、がん患者とその家族にと



って重要な問題について把握していること。また把握した内容について
は、主治医と情報共有し、必要に応じ関係職種と共に適切な治療や支援を
行っていること。
高齢がん患者等の場合、意思決定能力について確認を行い、各種ガイドラ
インに沿って対応していること。

(アピアランスケア)
• がん治療に伴う外見(アピアランス)の変化について、がん患者及びその
家族に対する説明やアピアランスケアに関する情報提供・相談に応じられ
る体制を整備していること。
(自殺対策)
• 自殺のリスクが高いがん患者に対し、院内で共通したフローを使用し、対
応方法や関係機関との連携について明確にしておくこと。また関係職種に
情報共有を行う体制を構築していること。自施設に精神科、心療内科等が
ない場合は、地域の医療機関と連携体制を確保していること。
(院内の医療従事者によるがん患者の苦痛の把握)
 全てのがん患者に対して苦痛の把握と適切な対応がなされるよう、自施設に
おける仕組みを検討・改善する場を設置し、その詳細が定められていること。
また、自施設において苦痛が十分に把握されているかについて、がん患者か
らPRO(患者報告アウトカム)を用いる等によりフィードバックを受け、
それを踏まえて自施設において組織的な改善策を講じる等、PDCAサイク
ルを確保していること。
(院内の医療従事者と、緩和ケアチームとの連携)
 緩和ケアチームは、病棟ラウンドやカンファレンス等で情報の提供を受け、
依頼を受けていないがん患者も含めて苦痛の把握に努めるとともに、必要に
応じて、主体的に助言や指導等を行っていること。
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