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【資料4】救急救命士について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26217.html
出典情報 救急・災害医療提供体制等に関する ワーキンググループ(第5回 6/15)《厚生労働省》
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救急救命処置検討委員会における救急救命処置の検討状況


救急救命処置検討委員会においては、救急医療分野の有識者が、新しい処置の要望・提案について、安全性、必要性、難
易度、必要となる教育体制等の視点から、救急救命処置に追加するべきかどうか、さらなる検討が必要かどうかについて、
評価を行う。



提案のあった処置は、評価に応じて下表のように振り分けられており、救急救命処置として追加するために厚生労働科学
研究班等による研究の追加または厚生労働省の検討会等による審査によるさらなる検討が必要と判断された処置(カテゴ
リーⅡ)に、現在、4処置が振り分けられている。



当該4処置を救急救命処置に追加する場合に必要となる教育・研修体制、指示・指導・助言体制、事後検証体制、倫理問
題については、令和3年度からの厚生労働科学研究において、研究を継続している。



令和4年3月10日の国家戦略特別区域諮問会議(第53回)においても、「重度傷病者の生命の危機を回避することを目的と
した救急救命処置の範囲の拡大について、全国的な実施に当たって更なる検討を要すると救急救命処置検討委員会で判断
された処置(カテゴリーⅡ)を対象として、国家戦略特別区域において先行的な実証を実施し得るものを検討の上、同区域で
先行的な実証を開始することについて2022年度中に一定の結論を得る。」とされており、検討の継続が必要となっている。

カテゴリー
I


基準
新たな研究や厚生労働省の検討会による審議を追加しなくても救急救命処置として追加、除外、見直すことが望ましいと判
断する。
救急救命処置として追加、除外、見直すためには厚生労働科学研究班等による研究の追加もしくは厚生労働省の検討会等
による審査によるさらなる検討が必要と判断する。



救急救命処置として追加、除外、見直すことが現時点では適当ではないと判断する。

未了

提案内容について精査中であり、委員会としての判断に至っていない。

差戻し

必要な情報やそれを裏付ける資料が十分に示されていないため、提案内容の評価を行うことができない。
※現在、カテゴリーⅡとされている処置
① 心肺停止に対するアドレナリンの投与等の包括指示化
② アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与
③ 気管切開チューブの事故抜去時にチューブの再挿入
④ 自動式人工呼吸器による人工呼吸

出典:救急救命処置に関する提案への評価と振り分けの結果について
(平成31年 一般財団法人救急医療財団 救急救命処置検討委員会)

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