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資料1 医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査 調査結果 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00026.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第88回 6/3)《厚生労働省》
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医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査

結果の概要

【都道府県の調査結果(47都道府県)】
• 医師の働き方改革による医療提供体制への影響の把握に関する取組を行っていると回答した都道府県は6都道府県(13%)で、
今後行う予定の都道府県を含めても28都道府県(60%)。
• 40都道府県(85%)において、小児・周産期・救急医療提供体制への医師の働き方改革の影響が把握できていなかった。
【病院の調査結果(3,613病院。うち大学病院の本院82病院)】※全8,193病院の44%、大学病院の本院(防衛医大を含む)については100%
• 3,613病院のうち、副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間を概ね把握していると回答した病院は1,399病院(39%)。
大学病院の本院82病院のうちでは20病院(24%)。
○結論
• 現時点で時間外・休日労働時間を把握できている病院が4割程度のため、今回の調査では病院の準備状況等、総合的な評価は
困難。
• 医師派遣に関する問では、回答する病院によって「派遣」の解釈にばらつきがあるなどの課題があった。
→今後、各病院における準備が進んでいくのにあわせ、改めて調査を実施し、病院の準備状況等への影響を把握する。
その際は、質問の趣旨を明確化する等、調査設計についても見直しを行う。
(参考)
【副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間を概ね把握していると回答した病院(1,399病院。うち大学病院の本院20病院)】
• 2024年4月以降に時間外・休日労働時間が1,860時間を超える医師がいる見込みと回答した病院は14病院(1%)。そのうち大学病院の本院は1病院
(5%)。
【調査に回答があった病院(3,619病院。うち大学病院の本院82病院)】
• 時間外960時間超の病院(529病院。うち大学病院の本院69病院)のうち、宿日直許可を得ている病院は168病院(32%)。そのうち大学病院の本院は
46病院(67%)。宿日直許可を申請予定だが申請していない病院は234病院(44%)で、そのうち大学病院の本院は12病院(17%)。

【時間外960時間超の大学病院の本院(69病院)及び地域医療支援病院(197病院)】※どちらにも該当する病院は大学病院の本院で集計
• 医師派遣を行っている病院は大学病院の本院では69病院のうち68病院(99%)、地域医療支援病院では212病院のうち110病院(52%) 。
• 常勤医師派遣の中止・削減の予定がある病院は、大学病院の本院では42病院のうち4病院(10%)、地域医療支援病院では36病院のうち2病院(6%)。
• 非常勤医師派遣の中止・削減の予定がある病院は、大学病院の本院では50病院のうち2病院(4%)、地域医療支援病院では72病院のうち7病院(10%)。
• 医師派遣の中止・削減理由は、「医師の働き方改革への対応」が大学病院の本院で6件、地域医療支援病院で3件とそれぞれ最多。
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