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○医薬品の新規薬価収載について-1-2 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00148.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第522回 6/1)《厚生労働省》
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中医協



総-1-2




令和4年6月薬価収載予定の新薬のうち
14日ルールの例外的な取扱いをすることについて(案)

1.新医薬品が、次の場合には、処方日数制限について例外的な取扱いをすることと
されている(平成22年10月27日中医協了承)。
疾患の特性や、含有量が14日分を超える製剤のみが存在しているといった
製剤上の特性から、1回の投薬期間が14日を超えることに合理性があり、
かつ、投与初期から14日を超える投薬における安全性が確認されている新
医薬品

2.「ボカブリア錠30mg」については、次のとおり、本条件を満たすことから、
例外的に、
「処方日数の制限は設けないこと」としてはどうか。
<疾患の特性と14日を超える投薬における安全性確保の枠組み>


HIV感染症の治療薬については、HIV感染症治療の緊急性のため、医
薬品医療機器法上、事前審査、迅速審査/承認という運用が行われており、
限られた臨床成績を基に製造販売承認されることに鑑み、市販後は原則とし
て全例調査することが義務づけられている。



HIV感染症の治療においては、治療・投薬に専門の知識が必要であるこ
とから専門の医療機関への集約化が推奨され、また、複数の薬剤が使用され
ることが想定されることから、個別に市販後調査することは調査に協力する
医療機関の負担等も問題になるため、特別に「共同で調査」を行うこととさ
れている。



共同調査は、平成9年6月26日付け厚生省薬務局研究開発振興課長通知
(薬研第38号)による要請を受け、HIV感染症治療薬を製造販売する企
業(4社)が共同で市販後調査する枠組みである。



これにより、広範な医療機関で散発的に使用されることはなく、本剤に限
らず、他のHIV感染症治療薬の治療を受ける患者の安全性確保は網羅的か
つ効率的に実施されていると考えられる。

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