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参考資料4 がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針および次期基本計画策定に向けて:緩和ケアおよび相談支援・情報提供の機能の充実に関する提案書 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25736.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会(第6回 5/18)《厚生労働省》
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第6 回がんとの共生のあり方に関する検討会
参考資料4
令和4年5月18日
令和4年4月5日
厚生労働省健康局長
佐原 康之 左

都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会
議長 中釜 斉



がん診療連携問点病院等の整備に関する指針および次期基本計画策定に向けて :
緩和ケアおよび相談文援・情報提供の機能の充実に関する提案書

これまで、がん診療連携損点病院等 (以下、拠点病院) では、全国どこでも質の高いがん医療を提供
することができるよう、「第3 期がん対策推進基本計画」 や「がん診療連携拠点病院等の整備に関する
指針」 (以下「指針」という。) により、更なる体制の整備と多面的な機能の強化が進められてきまし
た。

各拠点病院が体制定提供する医療や支援の質の向上に尽力してきたことにより、整備指針で求められ
ている機能は徐々に充実してきています。 しかし、医療技術の進歩や研究の推進などにより、拠点病院
に求められる機能はますます増加し、さらには地方自治体、地域医療機関や地域住民との連携を前提と
して実現が求められる役割も拡大しています。

都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 (以下、「本隊義会」という。) では、それぞれの専門機
能に応じて部会を設置し、各分野において拠点病院機能の充実と質の向上のための検討と取り組みを行
ってきました。中でもがん加者の医療、生活に幅広く関わり、支援する役割を担う、緩和ケア機能、情
報提供・相談支援機能については、個々の担当部署のみでの取り組みでは、その役割を全うすることは
困難であり、病院全体、そして行政を含む地域全体での取り組みを必要とするものとなっています。

そこで、本陣議会のもとに設置された、繊和ケア部会、ならびに情報提供・相談支援部会では、求め
られる役割を国民の期待に沿うよう実現するにあたり、次期指針に必要とされる要素について検討が行
われました。その検討を略まえ、本協議会から以下の提案を行うことといたしました。

国においては、拠点病芝が限られた予算やや人員で厳しい状況にある中、懸命の努力を続けていること
をご理解いただき、拠点病院が求められている機能を充実さすせることができるよう、趣旨をくみ取って
いただき、財政的な支援も含めて適切な整備指針ならびに基本計画に反映いただきますよ うお願いいた
します。

1. 次期指針に反映していただくことを求める事項
1 ) 緩和ケアの地域連携の強化
わが国の多死社会を考慮し、病状等により変化する患者・家族の意向・希望に合わせた終末期医療を
提供するためには、地域単位の医療介護福祉の連携が重要な課題となっています。 国立がん研究センタ
ーが実施した 2019-2020 年遺族調査の結果では、死亡前に患者はからだの苦痛がなく過ごせたと回答し
と割合は 41.5%であり、がん愚者の苦痛の緩和は十分ではないことが考えられました。特に看取りにつ

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