よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】OTC類似薬を含む薬剤自己負担の見直しの在り方について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67949.html
出典情報 第209回社会保障審議会医療保険部会、第9回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 合同開催(12/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

自由民主党、日本維新の会 政調会長間合意(令和7年12月19日 署名)(OTC類似薬部分)
2.薬剤給付に係る見直し
(1)OTC類似薬の保険給付の見直し
OTC類似薬の保険給付の見直しの趣旨は、OTC医薬品で対応できる症状であるにも関わらず、他
の被保険者の保険料にも負担をかけて医療用医薬品の給付を受ける患者と、現役世代を中心とした、
平日の診療時間中に受診することが困難である等の理由によりOTC医薬品で対応している患者との
公平性を確保する観点や、それら現役世代の保険料負担の軽減を図る観点から、一定程度の見直しが
必要であることによるものである。
このため、OTC医薬品の対応する症状の適応がある処方箋医薬品以外の医療用医薬品のうち、他の
被保険者の保険料負担により給付する必要性が低いと考えられるときには、患者の状況や負担能力に
配慮しつつ、長期収載品で求めているような別途の保険外負担(特別の料金)を求める新たな仕組み
を創設し、令和8年度中に実施する。まずは、77成分(約1,100 品目)を対象医薬品とし、薬剤費の
1/4に特別の料金を設定する。
今後、セルフメディケーションに関する国民の理解や、OTC医薬品に関する医師・薬剤師の理解
を深めるための取組、医療用医薬品のスイッチOTC化に係る政府目標の達成に向けた取組などの環
境整備を進めるとともに、将来、OTC医薬品の対応する症状の適応がある処方箋医薬品以外の医療
用医薬品の相当部分にまで対象範囲を拡大することを目指し、上記の施行状況等について政府が把
握・分析した上で与党に報告する枠組みを構築するなど、与党の関与の下、令和9年度以降にその対
象範囲を拡大していく。あわせて、特別の料金をいただく薬剤費の割合の引き上げについても検討す
る。
なお、実施にあたっては、こども、がん患者や難病患者など配慮が必要な慢性疾患を抱えている方、
低所得者、入院患者、医師が対象医薬品の長期使用等が医療上必要と考える方等に対する配慮を検討
する。
3