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総-3-1令和8年度診療報酬改定に関する1号(支払側)の意見 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66930.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第634回 12/10)《厚生労働省》
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中医協

総-3-1

7 . 1 2 . 1 0

令和7年 12 月 10 日
中央社会保険医療協議会
会長 小塩 隆士 殿
中央社会保険医療協議会
1号(支払側)委員
鳥潟 美夏子
松本 真人
永井 幸子
高町 晃司
奥田 好秀
鈴木 順三
伊藤 徳宇

令和 8 年度診療報酬改定に関する1号(支払側)の意見

(基本認識)


これまで長期にわたり物価・賃金が停滞する中で、高齢化に相当する医療費の増加に
加え、医療の高度化等により医療費が高騰し続け、被保険者と事業主の保険料負担は
既に限界に達している。今こそ成長と分配の好循環による保険料負担の抑制と医療保
険制度の安定化が不可欠である。



一方で、第 25 回医療経済実態調査の結果、令和 6 年度における一般病院の平均損益
率は、前年度から 0.2 ポイント改善したものの、7%程度の赤字であり、病院の経営
を安定化させることや、医療機関に勤務する方々の賃金を引き上げる必要性は理解で
きる。ただし、医療法人の一般診療所と歯科診療所、法人の薬局はいずれも平均損益
率が 5%程度の黒字で、病院と診療所・薬局の経営状況には格差がある。さらに、病
院の中でも相対的に急性期の病院で赤字が大きく、回復期と慢性期の病院で赤字が小
さい等の機能別格差や、同じ機能の中でも施設間格差があることを強く認識すべきで
ある。