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資料令和7年病院の緊急経営調査結果-令和5年度、6年度実態報告- (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012437.html |
出典情報 | 令和7年病院の緊急経営調査結果-令和5年度、6年度実態報告-(10/22)《日本医師会》 |
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まとめ
• 病院はコロナ以前から厳しい経営状態にあったが、近年の急激な物価高騰・人件費上昇の影響で、医
業費用の伸びが医業収益の伸びを上回り、経営悪化がさらに進行し、まさに危機的状況である。
• 病院全体の医業利益率は前年度-5.2%から-5.4%に、経常利益率は-0.6%から-2.6%に悪化。医業利益
の赤字割合は全体で69.5%、経常利益の赤字割合は62.2%であった。物価高騰・人件費の上昇に加え、
コロナ関連補助金等の廃止の影響により、国立病院の経常利益赤字割合は85.0%、公立90.9%、公
的68.4%、医療法人56.4%で、極めて厳しい経営状況である。
• このままの状態では、多くの病院や診療所は立ち行かなくなり、患者さんを守る地域医療の崩壊につ
ながる。過度の適正化を行うのではなく、早期の補助金ならびに期中改定、コスト増に見合った診療報
酬上の評価、入院料の手当てを緊急に行うことが必須であり、医療機関の経営安定化を国に強く求め
ていく。
公益社団法人 日本医師会
13
• 病院はコロナ以前から厳しい経営状態にあったが、近年の急激な物価高騰・人件費上昇の影響で、医
業費用の伸びが医業収益の伸びを上回り、経営悪化がさらに進行し、まさに危機的状況である。
• 病院全体の医業利益率は前年度-5.2%から-5.4%に、経常利益率は-0.6%から-2.6%に悪化。医業利益
の赤字割合は全体で69.5%、経常利益の赤字割合は62.2%であった。物価高騰・人件費の上昇に加え、
コロナ関連補助金等の廃止の影響により、国立病院の経常利益赤字割合は85.0%、公立90.9%、公
的68.4%、医療法人56.4%で、極めて厳しい経営状況である。
• このままの状態では、多くの病院や診療所は立ち行かなくなり、患者さんを守る地域医療の崩壊につ
ながる。過度の適正化を行うのではなく、早期の補助金ならびに期中改定、コスト増に見合った診療報
酬上の評価、入院料の手当てを緊急に行うことが必須であり、医療機関の経営安定化を国に強く求め
ていく。
公益社団法人 日本医師会
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