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2025.08.20 医療的ケア児に理解を【健康ぷらざNo.593】 (1 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/593.pdf
出典情報 日本医師会 健康ぷらざ(8/20)《日本医師会》
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(9)第1533号 日 医 二 ュ

ー スズス [第3 種郵便物認可〕 令和 7 年8月20晶

医療的ケア児とは

日常生活を送る上で特別な医療の助けを必要
とする子どもたちがいます。 医療的ケア児といい
ます。このような子どもたちは、例えば、機械を
使って呼吸を助けたり(在宅人工呼吸器)、胃ま
で通じる管によって栄養を摂取したり(経管栄
養)、口や鼻から毅や嘩液を吸引したり、出にく
いおしっこを管で抜いたり(導尿) します。

医療的ケア児を支える施策

先天性の疾患を持つ赤ちゃんや出生時の
トラブルに見舞われた赤ちゃんを救うことが
できるようになったことに伴い、医療的ケア
児が増加し続けています(図)。このような
子どもたちを支えるために、2021年に「医療
的ケア児支援法]が制定されました。この法
律は、医療的ケア児とその家族が安心して
暮らせるように、国や自治体が支援を行う
ことを定めています。 例えば、学校や保育園
で、医療的ケア児の受け入れを進めたり、看
護師などの専門スタッフを必要時に配置する
ことが求められています。

また、各都道府県には[医療的ケア児支
援センター」が設置きれています。このセン
ターは、医療的ケア児やその家族、そして
支援する人や支援したい人が相談できる場
所です。「 医療的ケア児等コーディネーター」
という資格を持つ専門スタッフがいて、情
報を提供し、福祉や医療機関、自治体等と
連携して必要なサポートを行っています。

健康 52220E23

アクリュョ NO
ん9 と 東京都立小児総合医療センター在宅診療科 部長 = 直 *
東京都医療的ケア児支援センター多摩 センター長 理田 直

画 :
本医師会

みんなで助け合う

日常的に特別な医療の助けを必要とする
子どもたちが安心して成長でき、家庭や学
校での生活を楽しく送るためには、周囲の
理解と支援がとても大切です。このような子
どもたちに対し、どのようなサポートができ
るかを考え、みんなで助け合い、社会全体で
支えることが求められています。 医療的ケア
児に対する理解を深め、温かい支援の輸を
広げていきましょう。

(人)

20.000

15,000

H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29H30 R1 R2 R3 R4

図 在宅の医療的ケア児の推計値(019歳) 。

「医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査一小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として一]
結果報告書(令和6年3月 総務省行政評価局)より

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