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資料3-2 鈴木先生提出資料 (93 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第81回 4/20)《厚生労働省》
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【2022年1月(1月3日~1月30日)の分析結果】


福島、長野をはじめ8県において、2022年1月中の全ての死因を含む超過死亡数が例年の同時期より多かった。



2021年1月から12月までの期間の全ての死因を含む全国の超過死亡数は、過去(2017~2020年)の同期間と比べて、最も

大きい規模となっている。


大分県のみにおいて、 2022年1月中の全ての死因を含む過少死亡数が例年の同時期より多かった。



2021年1月から12月までの期間の全ての死因を含む全国の過少死亡数は、過去(2017~2020年)の同期間と比べて同程
度であった。

全ての死因を含む全国の超過および過少死亡数(1月)
2022年*

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

超過死亡数(新方式)

0–2912

357–3313

0–0

0–3399

256–4492

1400–5376

超過死亡数(旧方式)

396–4370

510–4577

9–512

636–4258

568–5440

792–5653

過少死亡数(新方式)

0–0

0–584

1999–6324

0–0

0–0

0–0

過少死亡数(旧方式)

10–979

141–1713

1113–6689

16–1058

21–955

28–682

超過死亡数「XX–YY」の解釈
o
XX=予測死亡数の予測区間上限値と観測死亡数の差分
o
YY=予測死亡数の点推定値と観測死亡数の差分
o
この範囲内に実際の超過死亡数はあり得る。
過少死亡数「AA–BB」の解釈
o
AA=予測死亡数の予測閾値下限と観測死亡数の差分
o
BB=予測死亡数の点推定値と観測死亡数の差分
o
この範囲内に実際の過少死亡数はあり得る。
* 2022/1/3-1/30の新型コロナウイルス死者数:369

注)
○ 2021年12月分の全死亡報告より、全国の超過および過少死亡数を、全国の毎週の死者数から直接算出した(新
方式)。従来の方法(旧方式)では、全国の超過および過少死亡数を、都道府県ごとの超過および過少死亡数の積
算として算出していた。
○ 新・旧方式の違いは、旧方式は例えばある週でA県で超過、またB県で過少が認められた場合に、それぞれを超
過と過少を分けて捉えることができる。一方で新方式は、それぞれのプラス(A県の超過)とマイナス(B県の過少)が
打ち消し合い、日本全体では、その週では超過も過少もなかったと判断されうる(見えなくなる)。
○ 日本全体における超過や過少の文脈では、新方式の方がより直接的に全国の超過と過少を評価できる。また、
その他の先行研究でも日本を評価する際はこちらの方式が採用されており、比較可能性も高い。
○ これまでの旧方式での報告(2020年は過少が多く、2021年から超過が認められる)と、整合性の点で違いはない。

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