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資料5 2040 年を見据えたがん医療の均てん化・集約化に係る基本的な考え方に基づいた医療行為例(案) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59047.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第18回 6/23)《厚生労働省》
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第18回がん診療提供体制のあり方に関する検討会

資料5

令和7年6月23日

2040 年を見据えたがん医療の均てん化・集約化に係る基本的な考え方に基づいた医療行為例(案)
手術療法

放射線療法

・希少がんに対する手術

都道府県又は更に広域での
集約化の検討が必要な医療
消化器がん

呼吸器がん

乳がん

・食道がんに対する食道
切除再建術

・肺がんに対する気管や ・遺伝性乳がんに対する
気管支、血管形成及び他 予防的乳房切除術
臓器合併切除を伴う高度
・膵臓がんに対する膵頭十二 な手術
・高度な乳房再建術
指腸切除術、膵全摘術

都道府県での集約化
の検討が必要な医療 ・肝臓がんに対する高度

がん医療圏又は複数の
がん医療圏単位での集約化
の検討が必要な医療

婦人科がん

泌尿器がん

・子宮頚がんや子宮体が
ん、卵巣がんに対する広
汎子宮全摘術、骨盤除臓
術、上腹部手術を含む拡
大手術

・膀胱がんに対するロボット
支援腹腔鏡下膀胱全摘術

・ホウ素中性子捕捉療法

・希少がんに対する薬物療法

・専用治療病室を要する核医学治療

・高度な薬物療法(特殊な二重特異性抗体
治療等)

その他の医療

・密封小線源治療(組織内照射)

・泌尿器科領域の悪性腫瘍に
対する骨盤内臓全摘術

・悪性胸膜中皮腫に対す
る胸膜切除・剥皮術

・大腸がんに対する骨盤
内臓全摘術

・縦隔悪性腫瘍手術に対する
血行再建が必要な手術

・後腹膜悪性腫瘍に対す
る手術

・食道がんに対する光線
力学療法

・頸胸境界領域の悪性腫
瘍に対する手術

・後腹膜リンパ節郭清術

消化器がん

呼吸器がん

乳がん

・胃がんに対する胃全摘
術・幽門側胃切除術

・肺がんに対する標準的
な手術

・乳がんに対する標準的
な手術

・大腸がんに対する結腸
切除術・直腸切除術

・転移性肺腫瘍に対する
標準的な手術

・呼吸器系腫瘍に対する
外科的生検

・小児がんに対する薬物療法

・腎臓がんに対する高度なロ
ボット支援腹腔鏡下腎部分
切除術

な肝切除術

・食道や胃、大腸がんに対 ・縦隔悪性腫瘍に対する
する内視鏡的粘膜切除・ 標準的な手術
粘膜下層剥離術
・胸壁腫瘍手術に対する
標準的な手術

薬物療法

・粒子線治療

・乳がんに対するラジオ波
焼灼療法

婦人科がん

泌尿器がん

・子宮頚がんや子宮体が ・前立腺がんに対するロ
んに対する標準的な手術 ボット支援腹腔鏡下根治
的前立腺摘除術

・卵巣がんに対する標準
的な手術

・強度変調放射線治療や画像誘導放射線治 ・標準的な薬物療法
療等の精度の高い放射線治療

・高リスクのがんサバイバーの長期フォロー
アップ

・精度の高い放射線治療以外の体外照射

・がんゲノム医療

・妊孕性温存療法

・密封小線源治療(腔内照射)

・二重特異性抗体治療

・腎臓がんに対するロボット ・外来・特別措置病室での核医学治療
支援腹腔鏡下腎部分切除
術、ロボット支援腹腔鏡下
腎・尿管全摘除術、ロボット
・緩和的放射線治療
支援腹腔鏡下腎・尿管全摘除


・尿路変向術、腎ろう造設


・腸閉塞に対する治療

・副作用が軽度の術後内分泌療法

・がん検診

・癌性腹膜炎・癌性胸膜炎に対する治療

・軽度の有害事象に対する治療

・がんリハビリテーション

更なる均てん化が
望ましい医療

・緩和ケア療法
・低リスクのがんサバイバーの長期フォロー
アップ
・排尿管理(尿道カテーテルや尿路ストーマ
の管理)

※本表に記載されている医療行為は代表的な例であり、すべての悪性腫瘍および関連する医療行為を網羅しているものではないという点に留意。
(監修)一般社団法人 日本癌治療学会、公益社団法人 日本放射線腫瘍学会、公益社団法人 日本臨床腫瘍学会