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資料3 医療安全を前提とした対人業務の効率化について(橋場構成員提出資料) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24933.html
出典情報 薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第3回 3/31)《厚生労働省》
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2. 処方箋の 40 枚規制を撤廃すべきとの指摘についてどう考えるか。
質を担保するため規制としての現行規定は妥当と考える。
(理由)
○ 薬局が医療提供施設として調剤業務の質の担保するためには、開設者に一定数の薬剤
師を従事させることの規定が必要と思われる。
○ 医療機関では、医師や歯科医師、薬剤師について規定が設けられている。
○ 薬剤師業務は時代に応じて変化し続けており、対人業務の充実等、新たに対応すべき
業務も増えているが、個々の薬局の状況に応じて調剤機器の導入や機械化などの工夫
で時間を捻出し、必要な業務に充ててきた。
○ 近年では、薬局薬剤師による在宅薬剤管理へのより積極的な取り組みなども求められ
ていることを考慮すれば、現行規定を見直す必要性はないものと考える。

3. 調剤機器、薬剤師以外の職員の活用を適切に行うために、どのような取組みが必要
か。
○ 薬局ではこれまでも、それぞれの薬局で、多様な患者に対応できるように、種々の調
剤機器を導入してきており、この方向性は今後も推進すべきである。
○ 当該薬局の薬剤師以外の職員の活用に関しては、調剤に従事する当該薬剤師の目が現
実に届く限度の場所で、当該薬剤師の責任の下、その都度当該薬剤師の判断で実施さ
れるものであり、すでにその際には研修の実施や手順書の整備などにより、実施され
ている。

4. その他、対人業務を推進する上で効率化を検討すべき点はあるか。
○ 患者の情報の容易な共有のためには、ICT の活用も含め、地域医療情報連携の推進が
必要ではないか。
○ 患者の薬物治療の個別最適化のために、オンライン資格確認、電子処方箋、地域医療
情報ネットワーク、ウェアラブル端末からの生体情報の取り込み、薬剤服用歴などへ
の記録の効率化を期待し、それらの整備を関係機関で図るべき。
○ 患者の待ち時間を減らすことも念頭に、いわゆる事務的な不備等の解消を目的とした
医療機関への問合せの効率化については検討すべき内容であるが、その決定プロセス
の透明性や広く公開すること等、運用に留意した検討が必要である。