よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


06【資料4】12~17歳の者に対する3回目接種のお知らせ(案) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00021.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第31回 3/24)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(案)

2022年3月○日

接種費用

新型コロナワクチン

無料

追加(3回目)接種のお知らせ
12~17 歳の方も

全額公費

3回目接種を受けられようになりました
◎接種の対象

新しく接種の対象になるのは、2回目のワクチン接種を終了した12歳以上の方です

12~17歳の方のうち、
基礎疾患がある方などの「重症化リスクが高い方」は
※重症化リスクが高い具体的な基礎
疾患については、厚生労働省「新型
コロナワクチンQ&A」をご覧ください

特に接種をおすすめしています

QR
コード

◎使用するワクチン
12~17歳の方は、ファイザー社のワクチンを使用します。1・2回目の接種量と同じ量を接種します。
18歳以上の方に用いているものと同じワクチンです。
※1・2回目に武田/モデルナ社ワクチンを受けた方も、ファイザー社ワクチンを受けられます。

新型コロナワクチンの 効果
 1・2回目接種後、ワクチンの効果は時間の経過とともに低下していきますが、同じワクチンを用
いている18歳以上では、3回目の接種を行うことにより、オミクロン株に対する発症予防効果や入
院予防効果が回復すると報告されています。
出典:UKHSA. Technical briefing 34. Jan 2022
UKHSA. COVID-19 vaccine surveillance report: 3 Feb 2022

 16~17歳の場合では、オミクロン株流行期において、ワクチンの2回目接種後(14-149日経過後)
は、新型コロナ感染症の様な症状のための救急外来の受診を34%減少させ、ワクチンの3回目接種
後(7日以上経過後)は、同様の救急外来の受診を81%減少させる効果があったと報告されています。
出典:MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022; 71(9): 352-358

新型コロナワクチンの 安全性
米国では、12~17歳に対する3回目の接種後7日以内の副反応は、2回目の接種後と同様の症状が、
同じ程度かやや高い頻度で現れると報告されています。
■12-17歳の接種後7日間に報告された症状

報告割合

接種後の症状(2回目→3回目接種後の症状)

50%以上

疼痛(76.0→80.0%)、疲労(58.7→58.5%)、頭痛(56.0→55.9%)

10-59%

筋肉痛(40.9→46.2%)、発熱(38.3→35.5%)、悪寒(27.8→32.6%)
関節痛(16.9→19.7%)、悪心(18.8→18.9%)、腫脹(14.1→18.8%)
発赤(8.4→10.2%)

1-10%

腹痛(9.3→8.5%)、そう痒(7.3→7.4%)、下痢(4.5→3.5%)
嘔吐(2.7→2.3%)、発疹(1.5→1.2%)

(※)登録数:3,418例(うち12~15歳:1,952例、16-17歳:1,466例)、報告期間:2021年12月9日~2022年2月20日
出典:MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022; 71(9): 347-351

ごくまれですが、心筋炎を発症した例が報告されています。
米国では、3回目接種後の方が2回目接種後よりも心筋炎の報告頻度は低いとされています。
出典:MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022; 71(9): 347-351

ワクチンを受けた後、数日以内に、胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに
医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。
なお、心筋炎と診断された場合は、一般的には入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復します。