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(資料1)NDB提供体制の見直しについて (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_00065.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会 匿名医療情報等の提供に関する専門委員会(第20回 3/6)《厚生労働省》
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「NDBの迅速提供に向けたスキーム再構築に資する研究」中間報告の要旨


NDBの利活用促進のために必要な機能、具備すべき安全管理措置、研究者への支援のあり方等を検討するため、NDB
や審査実務に精通した研究者により、令和5年度厚生労働科学研究事業「NDBの迅速提供に向けたスキーム再構築に資
する研究」を実施している。



第18回匿名医療情報等の提供に関する専門委員会において、当該研究事業の中間報告が行われた。

縦断的追跡を可能とするデータセットについて


現状では、研究に必要なデータのみを調整・抽出することが、提供までに時間がかかる要因となっている。しかし、NDB
全ての膨大なレセプトデータからのデータ抽出は、必ずしも全ての研究において必要ではない。探索的解析に十分なデー
タ件数を含み、個人特定性リスクを減じる加工をした、1~数年分の縦断的追跡を可能とするデータセットを作成し、簡
易な審査によって提供することで、短期間で安全性の高いNDBデータ提供が実現するものと考えられる。

審査の効率化について


個人特定性のリスクの低いデータセットの利用に係る審査については、データ利用の安全性確保を前提としつつ、書類審
査の実現等、研究者の負担軽減の観点に立った運用の工夫が必要である。



上述のデータセットよりも多くのデータが必要な研究については、追加的な審査の上で、研究者に提供されたクラウド環
境において追加的なデータ利用を可能とする。これにより探索的解析から切れ目ない研究環境を構築できると考えられる。

研究者支援について


新規参入者を増加させるためにも、利便性の高い分析環境の構築とともに、研究者への支援体制も必要である。



NDBに関する分析等の知見を一元的に集約したプラットフォーム環境の構築が期待される。

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