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【資料2】令和6年度介護報酬改定に関する審議報告(案) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36886.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第236回 12/18)《厚生労働省》
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科学的介護の取組が進むよう令和3年度改定より開始された LIFE を活用した質
の高い介護を進めていくことが必要である。

(3)良質なサービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり
○ 第3の視点は良質な介護サービスの効率的な提供に向けた介護現場の働きや
すい職場づくりである。介護を担う人材の不足や将来の担い手減少の中で、更
なる介護サービスの質の向上を図るため、賃上げ等を通じた介護人材の確保・
生産性の向上に対応していくことが求められる。
○ この課題に対応するため、全産業における賃上げの動きも踏まえ、介護職員
の処遇改善、介護職員のやりがい・定着・キャリアアップにもつながる職場環
境の改善に向けた先進的な取組を推進していくことが必要である。具体的に
は、介護ロボットや ICT 等のテクノロジーやいわゆる介護助手の活用、また、
両立支援・休暇取得の促進などにより、サービスの質の向上と業務負担の軽減
を図ることが重要である。
○ また、経営の協働化・大規模化やテレワークなどの柔軟な働き方などを通じ
た介護職員の負担軽減や効率的なサービス提供の推進に資する取組により、喫
緊の課題である人材確保につながる職場環境づくりを進めることも必要であ
る。

(4)制度の安定性・持続可能性の確保
○ 第4の視点は制度の安定性・持続可能性の確保である。保険料・公費・利用
者負担で支えられている介護保険制度の安定性・持続可能性を高めていくこと
で、若年層から高齢者まで全ての世代にとって安心できる制度としていくこと
が求められる。
○ このような観点から、全世代型社会保障の基本理念に基づき、サービス提供
の実態を十分に鑑みながら、利用者負担・保険料負担への影響を踏まえ、評価
の適正化・重点化、報酬体系の整理・簡素化を進めていくことが必要である。

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