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資料6 新浪 構成員提出資料 (1 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/dai8/gijisidai.html
出典情報 こども未来戦略会議(第8回 12/11)《内閣官房》
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第8回こども未来戦略会議に対する意見
令和5年12月11日
新浪 剛史
「こども未来戦略」案に関し、以下のとおり意見を申し上げる。
(1)ワイズスペンディング・EBPM の徹底
・3兆円半ばの財源を投入する「加速化プラン」を真に有効性の高いものとする
ためには、①既に過去から実施されてきている施策の効果検証、②「加速化プ
ラン」に基づき今後実施する施策に関するタイムリーなデータ収集、効果検証
と見直しが必須。
・これらの重要性についてこれまで再三指摘しているが、今回の戦略案において
も未だ具体的な方策が示されていない。
・こども関連予算は過去 10 年で既にほぼ倍増しているにも関わらず、少子化に
は歯止めがかかっていない。本当に日本にとっての「ラストチャンス」である
との危機感があるのであれば、今からでも、児童手当含めたこれまでの施策の
効果検証を行い、その結果を「加速化プラン」に反映すべき。
・また、
「加速化プラン」に基づき今後実施する施策は、目指すべき KGI と、そ

の効果測定に相応しい KPI を明確に示し、今の段階からタイムリーなデータ収
集と効果検証を行う枠組みを構築すべき。

(2)地域で支え合う「共助」の取組みの推進
・こどもの貧困などの多様化する社会課題や支援ニーズに対して、公的サービス
のみで応えることには限界がある。
・病児保育の充実等をはじめとして、企業と NPO 等のソーシャルセクターとの
連携による「共助」の取組みを拡大することにより、地域の支え合いによって
地域の実情にあった課題解決を図る仕組みを構築すべき。
・そのために、企業から NPO への支援拡大を図るための、企業版ふるさと納税
の更なる拡充、寄附税制の見直しなどの具体的アクションを検討すべき。