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資料 先-3-3○先進医療技術の科学的評価等について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00063.html
出典情報 先進医療会議(第127回 12/7)《厚生労働省》
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先 - 3 - 3
5.12.7

粒子線治療に対する科学的評価について(案)
1.背景及び現状


粒子線治療については、陽子線治療が平成 13 年7月から、重粒子線治療が平成
15 年 11 月から、限局性固形がんを適応症として高度先進医療として開始され、平
成 24 年 10 月以降は先進医療Aとして実施されてきた。



平成 28 年度診療報酬改定時に一部の適応症(小児腫瘍に対する陽子線治療、切
除非適応の骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療)について保険適用するとともに、
比較対照を厳格に設定するなど重点的な評価が必要な適応症(前立腺がん、肝臓
がん、肺がん、膵臓がん等)については、先進医療Bに切り替えて実施すること
とした。



上記以外の適応症については、日本放射線腫瘍学会(以下、「学会」という。)
が作成した統一治療方針に基づき、先進医療Aでの症例集積を行っていくことと
した。



第 106 回先進医療会議(令和4年1月6日)における議論では、既存治療(X 線
治療等)と比較して、生存率等の臨床的アウトカムの改善が明示的に示された適
応症については、「十分な科学的根拠があるもの」として評価された。
既存治療(X 線治療等)と比較して、生存率等の臨床的アウトカムの改善が明
示的に示されず、引き続きエビデンスの集積が望ましいと考えられるその他の適
応症については、「一定の科学的根拠があるもの」として、評価された。



なお、令和5年 12 月時点における、各適応症の位置付けは以下のとおり。

保険適用

陽子線治療

重粒子線治療

・小児腫瘍(限局性の固形悪性腫瘍に

・手術による根治的な治療法が困難で

限る。


ある限局性の骨軟部腫瘍

・手術による根治的な治療法が困難で
ある限局性の骨軟部腫瘍、頭頸部悪性
腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除
く。


・頭頸部悪性腫瘍(口腔・咽喉頭の扁
平上皮癌を除く。)
・手術による根治的な治療法が困難で
ある肝細胞癌(長径4センチメート

・手術による根治的な治療法が困難で

ル以上のものに限る。)、手術による

ある肝細胞癌(長径4センチメートル

根治的な治療法が困難である肝内胆

以上のものに限る。


管癌

・手術による根治的な治療法が困難で

1

・手術による根治的な治療法が困難で