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資料3-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24331.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和3年度 第3回 3/11)《厚生労働省》
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ID

感染症(PT)

31

出典

重症熱性血小板 ProMED-mail
減少症候群
20210705.8495328

GOV.UKホームページ.
https://www.gov.uk/governm
ent/publications/criticalクロイツフェルト・ risk-assessment-report32
ヤコブ病
use-of-uk-plasma-for-themanufacture-ofimmunoglobulins-and-vcjdrisk

33

クロイツフェルト・ PLoS Pathog.
ヤコブ病
17(2021)e1009276

34 バチルス感染

Int J Syst Evol Microbiol.
71(2021)doi:
10.1099/ijsem.0.004993

概要
原因不明の発熱患者を対象とした遡及調査により、関東地方で初めて重症
熱性血小板減少症候群ウイルスによる感染が確認された。
英国において、血漿を使用した血漿由来製品の製造禁止措置の解除による
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者増加のリスクが検討された。
数学的に予想される将来のvCJD臨床例の数は、評価されたほとんどの製
品で1~2例以下と推定され、その他の製品では、新鮮凍結血漿輸血で今後
50年間に予測される15例の臨床例と同程度となっている。このレベルのリス
クは、新鮮凍結血漿輸血については許容可能と考えられており、以前実施
されていたリスク低減措置は撤回されている。結論として、人免疫グロブリン
製品の製造に英国の血漿を使用しても将来的なvCJDの追加リスクはない、
又は最小限に抑えられると考えられる。
血液製剤の輸血によるプリオン感染のリスクと白血球除去の感染防止効果
を明らかにするため、牛海綿状脳症(BSE)感染ヒツジをモデルとした実験的
分析を行った。その結果、輸血はプリオン病の極めて感染しやすい経路とな
り得ることが確認され、感染者から採取した血液製剤は、白血球除去後でも
感染の可能性があることが示された。
日本人3人の入院患者の血液サンプルより分離されたグラム陽性菌の3株
についての研究報告。その3株がMALDI-TOF-MS及び16SrRNA相同性によ
りBacillus cereus group に属する細菌と同定され、ANI及びdDDHにより新種
に分類されたと報告されている。

ヘリコバクター感 Proc Natl Acad Sci U S A.

118(2021)e2026337118

Helicobacter pylori 陰性の胃疾患患者3人(MALTリンパ腫、胃潰瘍、結節性
胃炎)の胃から採取した試料を用いて、Helicobacter suis(H. suis) を培養す
ることに成功した。分離株のマウスへの接種で全身性炎症反応の誘発と胃
粘膜化生の進行が認められた。H. suis はブタからは分離されているが、ヒト
からは分離されておらず、これまでヒトの胃疾患との関連についてのエビデ
ンスは不完全であったが、本研究ではH. suis がヒトの胃病原体であることが
証明された。

36 クレブシエラ感染 BMC Vet Res. 17(2021)75

呼吸困難と発熱を呈した17歳のウマの胸水から初めてKlebsiella variicola
(K. variicola) が検出されたことに関する研究報告。K. variicola は、当初は
土壌や植物における内生菌として同定されたが、最近の研究ではこの微生
物がヒトにおける新興病原体として同定されている。K. variicola は乳牛の乳
房炎を引き起こすことが示されているが、動物からの検出は稀であることに
も言及されいてる。

35

37

コリネバクテリウ Front Vet Sci.
ム感染
8(2021)650238

プロテウス検査
38
陽性

Microb Pathog.
158(2021)105098

毒素産生性Corynebacterium ulcerans(C. ulcerans) と関連した呼吸器ジフ
テリア様感染が認められた6歳の去勢済のウマにおいて、分離株のゲノム配
列の特性評価を行った。ウマが、ヒトの呼吸器ジフテリアと類似したC.
ulcerans 関連感染の保有と発現が可能なことは報告されておらず、ウマが
人畜共通の病原体の保有宿主である可能性が示された。
ブラジルの肉屋で収集した鶏肉、牛肉及び豚肉試料をProteus mirabilis(P.
mirabilis) 保有率と分離株のプロファイルを分析し、さらに、市中感染の尿路
感染症(UTI-CA)患者由来のP. mirabilis 分離株と比較した。食肉分離株と
UTI-CA分離株の高い遺伝的類似性が明らかになり、人獣共通感染症リス
クが示唆されている。
フィンランドの保健当局は、クリプトスポリジウム感染症の増加に注目してい
る。2020年のクリプトスポリジウム感染症の症例数は571例で、2010年の約
30倍に至った。ウシからヒトへの感染が指摘されており、感染したウシの排
泄物により汚染された水を介した感染経路が考えられている。

39

クリプトスポリジ ProMED-mail
ウム感染
20210527.8383097

40

ブタにおけるブラストシスティス感染症のスロバキアでの最初の研究報告。
ブラストシスティ
対象施設での有病率は12%であった。検出されたサブタイプST5は人畜共
Parasitol Int. 81(2021)102235
ス感染
通感染症の可能性があり、養豚場におけるヒトとブタの密な接触はリスクと
なりうることに言及されている。

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