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資料1-2-5 津川委員 御提出資料 (2 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231120/medical02_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第2回 11/20)《内閣府》
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オンライン診療の救急外来受診
・オンライン診療と対面診療で、どちらがその後の救急外来受診が多いかはエビデンスが混在している。
・オンライン診療と対面診療で、その後の救急外来受診の確率の差はわずかであり、臨床的に意味のある差ではない
と考えられる。

文献

設定

分析対象数

分析結果の概要

Reed M, et al.
2023 [1]

Kaiser Permanente Northern
Californiaの医療機関にかかった
18歳以上の成人
期間:2021年4月–12月

全受診:2,357,598件 (1,589,014患者)
対面診療:49.2%
ビデオ診療:19.5%
電話診療:31.3%

7日以内の救急外来受診確率は、対面診療よりもオンライン
診療でわずかに高かった(救急外来受診確率は、対面診療
は1.6%、ビデオ診療は1.8%、電話診療は2.1%)

Cao Y, et al.
2023 [2]

アメリカ中西部のACOから医療を
受けた65歳以上の高齢者
期間:2019年3月–2020年12月

全対象者:16,222人
対面診療のみ:4,853人
ビデオ診療のみ:2,929人

救急外来受診割合は、対面診療よりもオンライン診療で低
かった(対面診療のみの月は2.0%であり、オンライン診療
のみの月は1.2%)

オンタリオで提供された、

全対象者:12,951,063人
分析対象の家庭医:13,820人

救急外来受診割合は、オンライン診療を多く提供している

Kiran T, et al.
2023 [3]

全プライマリケアと救急受診
期間:2019年1月–2021年12月

(全診療に占めるオンライン診療の割合
を5群に分類し、曝露として使用)

[1] Reed M, et al. Ann Intern Med. 2023. https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/M23-1335
[2] Cao Y, et al. BMC Health Serv Res. 2023. https://doi.org/10.1186/s12913-023-09445-0

医師に治療を受けた患者の方が、オンライン診療をあまり
提供していない医師に治療を受けた患者よりも低かった。

[3] Kiran T, et al. JAMA Netw Open. 2023. https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2804261