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薬費-3○高額医薬品(認知症薬)に対する対応について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000211220_00017.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会・薬価専門部会 合同部会(第1回 10/4)《厚生労働省》
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公的介護費用の推計に関する技術的な課題 (2)

 介護DBを用いて費用を推計することについてはさらなる研究が必要である。
 介護DBについて、2018年度から第三者提供が開始され、2020年度よりNDBとの連結が
開始されている。そういう点からは、以前よりも活用しやすくなっている。
 費用対効果評価においては、各「健康状態」に対応する介護費用などの情報が必要になる。
 しかし、(NDBにおいても同様であるが)レセプトデータ上の「疾患名」と「診療行為」等の情報
のみでは、健康状態の定義ができず、分析に必要な該当するレセプトの抽出や費用の算出
が困難であることも多い。
(例) 認知症の重症度: MMSE(Mini-Mental State Examination:ミニメンタルステー
ト検査)を用いて評価されることが多いが、それらのデータは医療・介護レセプト上には含
まれない。
 公的分析においても、現時点では介護DBの使用経験がない。価格調整に活用できる程度
の情報が得られるか、さらなる研究等が必要である。

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