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【参考資料4】平成27年度以降の調査の実施における基本的な考え方 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35686.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第227回 10/11)《厚生労働省》
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【事業所調査の場合】
○ 単純な算術平均によって母平均を推定可能な単純無作為抽出法又は比例配
分法による層化無作為抽出法を基本とする。
ただし、比例配分法による層化無作為抽出法によって層別の標本数が保証さ
れても層別の標本誤差の大きさは保証されないので層間での比較が可能かど
うかは各調査検討組織において判断を行う。
○ また、比例配分法によらず層別の抽出率を変える場合には算術平均によっ
て母平均を推定することが適切とは言えない点を考慮した上で、各調査検討
組織において、推定方法について検討を行う。
【利用者調査・従事者調査の場合】
○ 以下の方法を基本とする。
① 母集団名簿→標本となる事業所を選定
② ①で選定された事業所において標本となる従事者・利用者を選定
という二段抽出法を基本的な抽出方法とする。
○ 二段抽出法による場合には、算術平均によって母平均の推定を行うことは
難しいため、算術平均によって母平均を推定することが適切とはいえない点
を考慮した上で、各調査検討組織において、推定方法について検討を行う。
○ 同様に、①②の抽出において層が必要であるか(①については事業所調査
と同様、②については従業者の職種別や利用者の年齢・要介護度等別に抽出
する必要があるか)についても各調査検討組織において検討し、推定方法に
ついても検討を行う。
【参考:以下、標本抽出方法と母集団の推定方法についての基本的な整理】
各調査研究における標本設計(標本抽出方法及び母平均の推定方法等)につ
いては、一般的には以下に挙げる方法が考えられるが、明らかにすべき内容や
他の制約から考えて一般的な方法によることが適切でない場合には、各調査検
討組織において、具体的な方法について検討を行うこととする。
事業所を対象とした標本調査
標本
抽出方法

単純無作為
抽出法

標本配置



母平均の
推定方法

算術平均

層化無作為
抽出法(*1)
比例
比例
配分法(*2)
配分法以外
層別抽出率の
逆数を
算術平均
ウエイトとした
加重平均

従事者・利用者を対象とした
標本調査
層化二段
抽出法(*3)

第一次抽出単位及び第二次抽
出単位の層別抽出率の逆数を
ウエイトとした加重平均

*1)層化無作為抽出法とは、母集団を属性(例:事業所が所在する二次医療圏等)に区分
(層化)して、区分した層ごとに標本を無作為抽出する方法
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