よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入-1 1.中医協基本問題小委員会・総会への報告結果について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00215.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第9回 10/5)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

診調組

入-1

5.10.5

中医協基本問題小委員会・総会への報告結果について

令和5年9月 27 日の中医協基本問題小委員会及び総会において、入院・外
来医療等の調査・評価分科会からこれまでの検討状況(中間とりまとめ)を報
告した。委員より発言のあった意見を報告する。
<主な意見>
(入院医療について)


急性期充実体制加算の新規届出要件として地域医療構想調整会議の承認を
得ることを追加すべきとの議論があるが、この要件を追加したとしても適切
な機能分化につながらない可能性もあるのではないか。
〇 総合入院体制加算から急性期充実体制加算への届出医療機関数の移行が進
む中で、地域における総合的な医療提供体制の確保に重要な総合入院体制加
算の評価をさらに引き上げることを検討すべき。
○ 一般病棟入院基本料の重症度、医療・看護必要度において、該当割合が上昇
している「注射薬剤3種類以上の管理」について、どのような薬剤がどのよう
に使用されているのか詳細な分析が必要ではないか。
○ 75 歳以上の誤嚥性肺炎や尿路感染症などを急性期一般入院料1の病棟で対
応することが妥当なのかについて、十分な検討が必要ではないか。これらに対
しては救急搬送後に専門的な治療や処置があまり行われていないことも考慮
し、機能分化を促進するためにも、どのような制度設計がありうるのか議論が
必要ではないか。
○ 高齢者救急の役割分担について、高齢患者の中には高度急性期病院で受け
入れなければならない患者もおり、最初から受入病棟を決めるのは難しいの
ではないか。
○ 高齢者救急の役割分担については、総合的な判断が必要であり、救急対応が
できる施設でトリアージを行い、必要に応じて適切な医療機関へ転院搬送を
行うというような仕組みが重要ではないか。
○ 地域包括ケア病棟等における高齢者救急において、直接入棟患者への医療
資源投入量が多いことを踏まえると、直接入棟と転院搬送による受入を同様
に評価することには疑問があるため、分科会でさらに検討すべき。
○ 効率性係数について、適切な評価につながる計算方法について、具体的な検
討を進めるべき。また診療対象とする診断群分類の種類が少ない病院におい
て複雑性係数が不当に高くなる点については、計算方法の見直しではなく、
DPC 病院からの退出を促すルールを考えるべきではないか。
1