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参考資料6_ 「全ゲノム解析等実行計画」に係るコンソーシアムに求められる機能等について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35569.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第17回 10/3)《厚生労働省》
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1.オープンかつフェアに利用できる体制
<検討の視点>
○全ゲノム解析等の成果を広く患者に還元するためには、蓄積された全ゲノム解析等の
データを用いた研究・創薬等が活性化される環境の整備が重要である。
○コンソーシアムは、産業界やアカデミアなどの利用者視点を有し、国内外の研究機関
及び企業の研究者が、集約した全ゲノム解析等の情報をオープンかつフェアに利用
できる体制とすべきである。
<対応方針案>
○製薬企業をはじめとし、医療産業、非医療産業に関わらず、またベンチャー企業も含
め多くの企業が参加できるような組織とする。
○企業による人的、技術的、経済的協力に応じて、データの利活用にインセンティブ
を設ける。
○アカデミアについては、全ゲノム解析等に係るデータを共有し、幅広いデータ利活用
の権限を付与するかわりに、領域別に専門家によるグループを設置し、高度な横断的
解析等によって新たに指摘された変異等の知見についての臨床的意義、病理学的意義
の協議をその役割とする。

2.機微情報・個人情報管理
<検討の視点>
○コンソーシアムは、アカデミア・企業の秘密情報を取り扱うため、コンソーシアム全
体の情報保護・管理やサイバー攻撃への対策を含めた安全性等の対策を徹底すべきで
ある。
<対応方針案>
○コンソーシアムは、組織単位での入会審査、その所属研究者の登録、共同研究に係る
調整などを自立して行い、コンソーシアム参加者からのみ事業実施組織への利活用申
請を可能とすることで、基本的なデータアクセスの安全性を担保する。
○コンソーシアムは、情報の管理に関する運営ルールの確立や参加アカデミア・企業と
の秘密保持契約締結等を通じて情報管理を徹底し、違反者に対しては厳格な対応をと
る。また、国民に対しては、情報管理を徹底していることを示す。

3.ガバナンス
<検討の視点>
○コンソーシアムは、自立しつつも、
「全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会」
(以
下、専門委員会という)によるガバナンスを効かせることで、透明性の高い、利用者
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